日系商用車メーカーのHV戦略に個性
「HVには進まず、直接電動車に行く」。三菱ふそうのハートムット・シック社長は、電気トラック開発に投資を絞り込む姿勢を明確にする。商用車メーカー各社は小型HVトラックを商品群に持ち、大型トラックなどの車型にHVを追加することを検討するが、三菱ふそうはいち早くこの流れから抜けた。
一方、日野自は19年夏に大型HVトラックを発売する。日野自の遠藤真副社長は「HVで磨いた技術を他の電動車両に生かす」とHVを電動車両の中心に置く考えで、三菱ふそうとは真逆の対応をとる。いすゞも、大型などの他の車型のHV化を検討する。30年までに大型電気トラックの量産を目指すUDトラックスは「30年までのHV投入も視野にある」(高木起浩バイス・プレジデント)とする。
こうした動きについてKPMG FASの井口耕一パートナーは「走行距離の問題もあり、短距離は電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)、長距離はプラグインハイブリッド(PHV)を含むHVとなる」と分析する。
