インテルが49量子ビットの超電導プロセッサー、CESで発表
米グーグルの研究者によれば、49量子ビットの量子コンピューターが既存のスーパーコンピューターを性能面で上回る境界線と言われ、米IBMでは昨年11月に50量子ビット素子による量子コンピューター試作機の製作と稼働に成功。そうしたことから、「タングルレイク」と名付けた今回の49量子ビット素子は、インテルの量子コンピューターシステム開発にとっても大きな節目となる。
同社のブライアン・クルザニッチCEOは、米ラスベガスで開幕した世界最大の家電・IT見本市「CES2018」の基調講演で「創薬や金融モデル、気候予測など、現在の高性能なスーパーコンピューターを使って計算に数カ月から何年もかかるような問題でも、量子コンピューターなら解けるようになる」と話し、量子コンピューターの将来に期待を示した。
このほか、同CEOは脳の仕組みを模した電子回路を持つニューロモーフィック・コンピューティング用のテストチップ「ロイヒ」についても紹介。実世界のデータを取り込みながら自ら学習・進化する人工知能(AI)チップで、たとえばセキュリティーカメラや自動運転車などとリアルタイムに通信するスマートシティーのインフラとして役立てられるという。今年前半には有力大学や研究機関にロイヒの提供を開始し、より複雑なデータや問題への適用研究を進めるとしている。
