新幹線「グリーン車」がJRの収益を押し上げた!
九州、四国は台風や大雨災害による復旧工事費が業績に影を落とした。北海道は安全維持目的の修繕費がかさんで赤字幅が拡大。貨物はモーダルシフトなど物流効率化の機運を追い風に堅調だった。
新幹線は大都市間を結ぶ路線が好調。東海道新幹線はビジネス・観光ともに需要が旺盛で「特にグリーン車の利用が増えた」(柘植康英JR東海社長)。
東京、名古屋、京阪神の大都市圏は一様に「通勤・通学の利用が堅調」(松木茂JR東日本常務)で、景気回復の効果が表れた。雇用環境の良化もあり、新幹線を含めた定期利用者が増えている。
急増する訪日観光客の鉄道利用も各社の収益を押し上げた。アジアからの訪客が多い関西は「5億円程の増収」(中西豊JR西日本執行役員)と試算。今後はホテルや商業施設など非鉄道事業への波及効果も期待する。
