投資アドバイザーの鳥海翔氏が、YouTubeチャンネル「鳥海翔の騙されない金融学」にて「この金額まで来たら次は増やす段階です。資産1,500万円から老後安泰に近づくための考え方を解説!」と題した動画を公開した。動画では、「老後2,000万円問題」やインフレによるさらなる資金不足が叫ばれる中、なぜ資産1,500万円があれば老後の「勝ち」が見えてくるのか、その明確な理由と具体的なステップについて解説している。

鳥海氏はまず、投資における複利の効果と「元本」の重要性を指摘する。例えば、100万円を年利8%で50年運用すると約4,690万円になるが、元本が1,000万円であれば同じ結果を20年で達成できると試算。「もし、早くお金を増やしたいなら、投資する額を増やさないといけない」と語り、高いリターンを狙ってリスクを取るよりも、元本そのものを増やすことが時間効率の良い資産形成につながると説明した。

その上で、手元に現金500万円を残しつつ、1,000万円を年利8%で20年間運用できれば、将来的に約4,660万円の資産が形成され、老後資金の不安は大きく軽減されると説いた。アメリカの代表的な株価指数であるS&P500の過去の長期的な実績から、年利8%という運用利回りは決して高すぎない現実的な数値であることも補足している。

さらに、1,500万円という資産を作るための考え方として、「気合と根性」「支出の見直しと収入アップ」「とにかく早く始めること」の3点を挙げた。特に「早く行動する」ことの重要性を強調し、投資開始が3年遅れるだけで、1,000万円を年利8%で運用した場合の機会損失は約259万円にも上り、「この差額は一生取り戻せない」と警鐘を鳴らした。

最終的に、資産形成においてはテクニック以上に「本質を掴んで行動できるかどうか」が鍵になると結論付けた。将来のお金の不安を払拭するためには、いち早く行動を起こして時間を味方につけることが不可欠なようだ。