「何度も危機はあった。社内の理解があって研究を続けられた」。日立製作所研究開発グループ基礎研究センタ日立神戸ラボの武田志津主管研究長兼ラボ長は、こう振り返る。同社はiPS細胞(人工多能性幹細胞)大量自動培養装置の研究を2002年に始め、製品化まで15年かかった。途中、リーマン・ショックなど逆風下でも研究を維持できたのは将来の可能性を認識していたためだ。こだわったのは品質。細胞培養は菌の汚染や