洪明甫氏がW杯の失敗認める「全て私の責任」 “優遇”就任の疑惑否定「特恵を要求したことない」
FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会1次リーグA組3位で敗退して韓国代表監督を辞任した洪明甫(ホン・ミョンボ)氏が30日、韓国国会の文化体育観光委員会の大韓サッカー協会懸案関連聴聞会に証人として出席。今大会での失敗を認めた。
この日は、鄭夢奎前会長とともに聴聞会に出席して頭を下げた。韓国メディア「イルカンスポーツ」によると、洪氏は「私が監督であり、監督という立場は結果で評価されるものだ。今回のワールドカップの結果が良くなかったため、すべては私の責任だ」と失敗を認めた。
前会長の鄭夢奎氏は今月6日に辞任するまで会長を約13年間務めた。鄭氏と洪氏は同じ大学出身で、2024年の監督就任当初から「学閥による優遇」という疑惑が浮上。24年にも2人は国会に呼ばれたほか、協会を所管する文化体育観光省が監査を行い「選考手続きに問題があった」と認定していた。
洪氏は「戦力強化委員会から提案を受けた当時、正常な手続きを経たと思っていた。何らかの特恵や利益を要求したことはない」と疑惑否定。
監督年俸が38億ウォン(約4億3000万円)について指摘されると「契約上、相互に公開しないという条項があるため、具体的な金額はお答えできない」としつつも、「38億ウォンではない。絶対に違う。それより少ない」と一線を画した。また、「年俸は相互協議の上で決定されたものであり、私がもっとくれと要求したことはない」とし、「協会が提示した金額を受け入れたものだ」と説明した。
洪明甫氏は24年7月、韓国代表の指揮官に復帰。しかし、1次リーグA組で勝ち点3の3位に終わり、決勝トーナメントに出場できる3位の成績上位8チームにも入れなかった。同じくチームを率いた14年ブラジル大会に続いて1次リーグ敗退を喫し、「国民が期待していた結果を出せなかった。責任はすべて私にある」と述べて辞任を表明した。
6月30日に帰国すると、一部のファンはサッカー協会のエンブレムが描かれた遺影を掲げたり、「韓国サッカーは死んだ」「ホン・ミョンボ、20億を返して出て行け」などの横断幕を掲げた。電光掲示板に、洪明甫監督が搭乗したとされる便が到着したという案内が表示されると、「ホン・ミョンボ、出てこい」など、罵声を交えた怒号が飛び交う場面もあった。

