イオンモール爆発事故 “LPガスタンク”は外に設置 専門家「主配管のどこかでズレが…」
震度7の地震のあと、爆発事故が起きたイオンモール熊本について、29日夕方、イオンの社長が会見を開きました。これまでに専門店の従業員3人が死亡し、3人の安否がわかっていないということです。
■建物の壁突き破る煙

地震発生時の映像です。
「ホコリかな、ホコリめっちゃやばい 」
「めっちゃ倒れてるよ」
大混乱となった、熊本県嘉島町のイオンモール。およそ3000人の客が、外へと避難していきます。
爆発事故は地震発生から、およそ1時間20分後に起きました。
車のドライブレコーダーには、建物の壁を突き破り、噴き出した煙が映っていました。前は一切見えなくなっていました。
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建物を破壊するほどの爆発。すぐ近くの道を走行していた車のカメラにも、その瞬間が映っていました。大爆発が起こり、煙は一瞬にして道路まで届きました。建物の一部でしょうか、大きな破片も空を舞っています。
イオンによりますと、3人が死亡し、1人が心肺停止の状態で、いまだ3人が安否がわからなくなっているといいます。被害にあったのは全員、イオンモールに入る専門店の従業員だということです。
■トラック荷台に大きな穴…破片直撃か

ただ、ケガをしたのは、イオンモールの中にいた人だけではありません。
煙が噴き出した方向には、爆風に巻き込まれたとみられるトラックがとまっています。荷台部分に大きな穴が開いているのがわかります。飛んできた建物の破片が直撃したのでしょうか。
運転手の状況は…
トラック運転手の上司
「ケガはありました。頭から出血していて『頭痛いです。首も痛いです』と」
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甚大な被害をもたらした大爆発。イオンモールの内部は、様々なモノが壊れ、ガレキが散乱していました。
壁は剥がれ落ち、骨組みが露出。爆発の威力が、すさまじいものだったことがわかります。
■亡くなった専門店従業員、なぜ館内に
29日、イオン側は、地震から爆発までの経緯を説明しました。
イオン 吉田昭夫社長
「お亡くなりになられた方々にご冥福を申し上げるとともに、ご遺族の皆様に深く深くおわび申し上げます」
「揺れが収まった後、屋外への避難誘導を逐次行いました」
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爆発は客と従業員の避難が完了した、およそ50分後に起きたといいます。亡くなった専門店の従業員は、なぜ、爆発時に館内にいたのでしょうか。
イオン 吉田昭夫社長
「一旦、避難は完了したけども、車のキーだとか、自分が家に帰るための身支度みたいなものを、取りに戻ったというような発言がございましたが、これは確認がとれているものではございません」
爆発の原因については…
イオン 吉田昭夫社長
「ガス爆発の可能性が高いという見解も出ていますが、消防からの正式な見解が出ておりませんので、確定することはできない」
「基本的にショッピングセンターは、すべてガスを使う。飲食店・館内空調含めたガス設備を使っている。LPガスを使ったということです」
■LPガスタンク“通常は緊急遮断弁が作動”

今後、爆発の原因について、調査が進んでいきますが、29日、経済産業省は、「LPガスのタンクそのものは、そのまま残っていた」と指摘しました。
その“LPガスのタンク”というのが、イオンモールの建物の外に設置されていたタンクです。ここから施設内にLPガスが供給されているといいますが、その配管に問題が出ていないか調べていくことになるとしました。
『news zero』が話を聞いた、元東京消防庁の佐藤康雄氏もLPガスのタンクに注目しています。
元東京消防庁 警防部長 佐藤康雄氏
「ここからガスが送られて、だんだん枝配管になっていく。(ガスが)おくられてきた主配管のどこかでズレが起きて、それでガスがたまって、それに引火して爆発してこういう形状に」
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ただ通常、こうしたタンクには、大きな地震を感知すると自動的にガスの供給を遮断する緊急遮断弁がついているといい、正常に作動していれば、ガスが漏れることはないということです。
イオンは、人命救助を最優先としたうえで、原因究明を進めていくとしています。
(7月29日放送『news zero』より)
