有望高校生の「とりあえず進学」にプロ球団悲鳴 直メジャー、米国留学…選択肢が増え受難の時代へ
高校四天王の一角が甲子園に帰ってくる。
昨27日の静岡大会決勝は、聖隷クリストファーのエース左腕・高部陸(3年)が、常葉大菊川を相手に自己最速タイの150キロをマークするなど9回2失点。初優勝した昨夏に続き、4-2で連覇を達成した。
横浜の織田翔希、沖縄尚学の末吉良丞、山梨学院の菰田陽生と並ぶ「高校四天王」の一角。甲子園には織田と末吉が出場を決めており、早くもプロのスカウト陣は腰を浮かせているかと思いきや、某球団のスカウトがこう言った。
「高部は関東主要リーグの名門大学進学が内定しています。この大学は早ければ2年生の段階で、有望株にツバをつけて入学の確約を得ることで、チームを強化している。つまり、3年夏の甲子園で活躍して自信をつけたからプロ志望届を出します、というケースは許されないわけで、プロ側はたまりません。織田や菰田といったトップクラスは別として、最近は親も子も安全志向になっていて、『下位指名でもいいから高卒でプロ入りしたい』という選手がほとんどいなくなった。2番手グループから中間層の『とりあえず大学進学組』が激増しているんです。高岡第一の怪物左腕・前田侑大も『プロ入りするか進学か考えます』と言い出したし、佐々木麟太郎のように米国の大学へ進学するとか、直メジャーとか、選択肢が増えましたから」
このスカウトが続ける。「今夏の甲子園には“タマ”が少なくなりそう。この日、注目のエース擁する奈良大付が負けて、二刀流の菰田も不在。市和歌山の剛腕とか、甲子園で見たかったドラフト候補が軒並み敗退してしまったので、甲子園視察はヒマになりそうです」
米スタンフォード大からマーリンズに入団する佐々木のように「米国留学」という選択肢も身近になり、目玉候補の織田に至っては「直メジャー」の可能性がある。日本のプロ球団は受難の時代に入ったといえそうだ。
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高校野球について、「七回制に変える前にやることがある」とは、千葉代表・拓大紅陵でコーチを務める元ヤクルトの飯田哲也氏だ。いったいどんなことを主張しているのか。●関連記事 【もっと読む】 高校野球の酷暑対策を考える では、それらについて詳しく報じている。
