関東一の清流で“BBQ禁止ルール無視”横行 「禁止看板」の前で直火の痕跡も 違反者には過料5万円 パトロール強化 栃木・鹿沼市
栃木県鹿沼市を流れる清流・大芦川で、禁止されているバーベキューなどの迷惑行為が後を絶たない。関東有数の清流として知られる人気スポットだが、一部ではルールを無視した利用者による“直火”の痕跡も確認された。市は条例で火気の使用を禁止し、パトロールを強化しているものの、違反行為との“いたちごっこ”が続いている。
「関東一の清流」で相次ぐ迷惑行為
木がうっそうと生い茂る山の中で目についたのは、ルール無視の迷惑行為だった。
「バーベキュー禁止」の看板が設置されているにもかかわらず、手前を見てみると、バーベキューをした痕跡なのか、直火を使ったとみられる焼け跡が確認された。
迷惑行為が横行していたのは、栃木・鹿沼市を流れる大芦川。
高い透明度を誇り、「関東一の清流」とも呼ばれる人気スポットだ。
市内の最高気温が35℃に達し、猛暑日となった7月20日も、多くの家族連れや観光客でにぎわう一方、一部ではルールを無視した利用の痕跡が残されていた。
この大芦川では2024年から、一部エリアを除いて火を使ったバーベキューや騒音行為が条例で禁止され、違反者には5万円以下の過料が科される。
しかし、毎年違反行為が後を絶たない。
火の使用が禁止されてから2026年で3年目。
「イット!」は祝日の20日、パトロール隊に密着取材した。
すると、隊員が川の異変をキャッチ。
パトロール隊:
いつもあの辺りは中州が出てるが、今日は水が多いから水没しているね。
中州の周辺は、例年ルール違反が多く見られるエリアで、2025年はガスコンロでカレーを作るグループに口頭で指導していた。
一方、川の上流に向かったパトロール隊が山の中で目にした状況は…。
鹿沼市役所 環境保全課・宇賀神崇さん:
(Q. やられたあと?)そうですね。新しい燃えかすみたいなものもありますよね。
川を見ながら、じか火でバーベキューをしていたのか、石が黒く焼け焦げていた。
あろうことか、目の前に「バーベキュー禁止」を知らせる看板がある場所だった。
ルールを平然と無視した明白な違反行為と言わざるを得ない。
鹿沼市役所 環境保全課・宇賀神崇さん:
山火事の恐れもあるので、野外で火を使われるのは好ましくないと思っています。
違反は減少傾向も “いたちごっこ”続く
ルールを守ってバーベキューを楽しむ観光客は、こうした違反行為について話を聞くと、「最近は前より(違反行為)だいぶ少なくなったように感じます。そういう(違反する)人たちが増えたせいで、楽しみ方の幅が制限されるのは悲しい。みんなで楽しくマナー守っていければいいかなと思います」といった声が聞かれた。
鹿沼市役所 環境保全課・宇賀神崇さん:
一番多い時だと、1日で100件程度指導したこともある。全体的には減ってきているが、まだ一定数注意を受ける方はいる。
パトロール隊は8月末までの夏休み期間、毎日見回りに当たる構えだ。
(「イット!」7月20日放送より)

