治安戦略アナリストの小比類巻文隆が、「【鹿児島・男児行方不明】付近の川で遺体らしき姿が発見:元刑事が解説」と題した動画を公開した。鹿児島県霧島市で6月21日から行方不明となっていた5歳の男児とみられる遺体が発見された件について、元警視庁刑事の視点で捜索の経緯や背景を解説している。

事件は6月21日午後3時15分頃、家族と訪れていた温泉施設から男児が行方不明になったことで発覚した。警察と消防は直後から近隣の天降川を中心に捜索を開始し、7月17日午前9時19分頃、施設から約700メートル下流にある「新川発電所」の堰付近で遺体を発見した。遺体は身長約115センチの男性で、衣服は身に着けていなかった。

小比類巻氏は、発生から27日目での発見となった理由について、川の過酷な状況を挙げた。当時の天降川は通常より水位が20~30センチ高く、水が濁って川底が見えない状態だったという。発見場所はこれまでにも何度も捜索されていた場所だが、水中の岩や流木などに遺体が引っかかっていた可能性を指摘。法医学的な観点も踏まえ、水流の変化によって引っかかっていたものが外れたり、移動したりしたことで今回の発見に至ったと考察を展開した。

また、警察や消防による連日の捜索に加え、男児の父親が毎日現場に通い、地元漁協関係者も船を出して協力するなど、懸命な捜索活動が続けられていたことにも言及した。小比類巻氏は、自然条件が刻々と変わる中で何度も同じ場所を調べ直した捜索隊のプロ意識を評価。最後に「冷たい川の中で本当によく頑張った」と男児を悼み、長期間にわたる捜索に関わったすべての人々をねぎらった。遺体は今後、DNA鑑定による身元確認が進められる見通しである。

チャンネル情報

元警視庁刑事・国際捜査官。1993~2023年警視庁。爆弾処理班配属後、警視庁中国語通訳を経て国際捜査官に。以降、国内外の銃器・薬物犯罪の情報収集、秘匿捜査に従事する。ほか殺人、強盗、誘拐事件などあらゆる捜査に参加。退官後、30年に及ぶ警察人生の知見を世の中へ貢献すべく治安戦略アナリストとして活動中。