ベルギーに2−3で逆転負け。セネガルはラウンド32で敗退した。(C)Getty Images

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 北中米W杯は32強で終わったセネガル代表で、内紛が勃発したようだ。複数の海外メディアが報じている。

 大会敗退後にセネガルサッカー協会は会見を実施。フランスメディア『RMC SPORT』によると、アブドゥライエ・ファル会長はチーム内の機能不全を次々と指摘。そのなかで、チームドクターの専門性について痛烈に批判したという。

「医師は我々のアスリートに帯同するための学術的プロフィールを持っていなかった。それは私が遅まきながら発見したことだ」

 ファル会長はそう切り出すと、「フェディオール医師は婦人科医だ。選手たちは彼に帯同してもらうことに十分に納得していなかった。健康は何よりも優先されるため、彼らが安心できるような説得力のある専門家を見つける必要があった」と振り返った。

 この衝撃的な発言は大きな波紋を呼び、セネガルスポーツ医学協会(ASMS)がファル会長に謝罪を要求する事態に発展。名指しされたアブドゥラフマネ・フェディオール医師本人も、地元ラジオ局『RFM』のインタビューで「虚偽」であり「憤慨している」と強く反論した。
 
 フェディオール医師は「確信が持てないことを言う人物は、まず情報を集めるべきだ」と述べ、自身が2008年にスポーツ医学の専門学位を取得しており、セネガルにおける同分野の第一期生の1人であると説明。故ファル・シセ博士(元代表チームドクター)に見出され、後継者としてチームに加わった経緯を明かした。

 2017年に代表チームドクターに就任して以来、アフリカネーションズカップに5回、W杯に3回、帯同した実績を持つ。記事では、「ええ、私が医師になった当初の専門は婦人科でした」という8年前のフェディオール医師のコメントを紹介。「スポーツの世界は今も私の最初の愛であり、医学部4年生の時にそれに気づきました。当時はスポーツドクターがあまり多くいませんでした」とも語っていたという。

 また、ファル会長の“暴露”はスタッフ関連に留まらない。チームにも矛先が向けられた。

「選手の中にも分裂がある。パプ・ゲイエのメッセージがそれを物語っている。監督を意のままに操る選手たちがいた。なかには交代させるのも、投入するのも、招集することさえも、ためらってしまうような選手もいた」

 P・ゲイエはW杯敗退後、インスタグラムのストーリーで「私は今のスタッフ体制が続く限り、代表活動を一時的に休止する」などと発信していた。ティアウ監督は7月12日に、コーチングスタッフと共に解任されている。

 アフリカの実力国はいくつかの問題が解消され、新体制を迎えることができるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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