YouTubeチャンネル「生活に役立つメンタルヘルス」が、「うつ病の回復プロセス・段階ごとに「やってはいけないこと」と「やった方が良いこと」」と題した動画を公開した。うつ病がどのように治っていくのかを4つの段階に分け、それぞれの時期に求められる過ごし方や注意点を解説している。

動画では、回復プロセスを「急性期・再発期」「回復期」「安定期」「慢性化」に分類。まず、症状が重い「急性期・再発期」においては、薬を服用しながらともかく休むべきだと説く。怠けや努力不足だと感じて無理をしてしまう人が多いが、「できないことが病気」であると自覚し、食べる・寝るを最優先にしてゴロゴロするよう勧めた。この時期の朝散歩や旅行は逆効果であり、この時期のルールは「何かをして治すのではなく、何もしない」と強調している。

続いて、少しずつ症状が落ち着いてくる「回復期」に移行する。この時期の特徴として「調子の波がある」点を挙げた。調子が良いからといって活動を詰め込みすぎると、それが引き金となって症状がぶり返す危険性が潜む。「少し物足りないくらいの活動量で過ごす」のが、回復への最短距離だと語る。

気分の波が消え、本来の自分を取り戻した状態が「安定期」である。1ヶ月以上この状態が続けば復職も視野に入るが、「もう大丈夫」と自己判断で薬をやめてはいけないと警告した。復職後も以前と同じ働き方では再発リスクが高まるため、環境整理が不可欠となる。また、回復期がいつまでも続き安定期に入れない「慢性化」の背景には、お金や家族の問題、ハラスメントなど、自分では変えられない環境のストレスが大きく影響していると指摘する。

治療において、「薬をやめることでなく、日常を取り戻すこと」が最大の目的であると結論付ける。医師の指示に従いながら、焦らず回復を待つ大切さを学べる有益な内容となっている。