2分け2敗の過去とハーランド…因縁のノルウェー戦に高まる警戒心 怪物は「常に危険」「スペースを与えれば下馬評も揺らぐ」【W杯】

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世界一のストライカーといえるハーランドへの警戒心は高い(C)Getty Images

 大会も中盤を迎えている北中米ワールドカップ(W杯)はいよいよベスト16の戦いに突入。現地時間7月5日には、サッカー王国ブラジルがノルウェーとの対戦を迎える。トーナメント初戦で日本を接戦の末に下したカナリヤ軍団は、この試合でも勝利し24年ぶりの大会制覇へと歩を進めることが出来るか。

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 8強入りを懸けた大一番を前に、ブラジルのサッカー専門メディア『Trivel』が両国の対戦を展望。自国代表チームの勝利を有力視するも、簡単な試合にはならないとの見方も示している。

 同メディアは、ブラジルのチーム力の高さを称える中で、選手層の厚さをフォーカス。「ブラジルはベンチメンバーの質で上回っている」と見込んでおり、「戦術変更や選手交代が勝ち上がりを左右することの多いノックアウトステージでは、その差がより大きな意味を持つ。実際、日本戦の勝利も、まさにそうした形でもたらされた」と指摘。さらに、「カルロ・アンチェロッティはブラジル代表を率いてからまだそれほど時間が経っていないが、さまざまな展開に対応できるチームを作り上げている」などと評価する。

 一方でノルウェーについては、勝敗を左右するキーマンとしてアーリング・ハーランドの名前を挙げ、やはりこれまで発揮されている得点力を警戒。ここまで5ゴールを決めている25歳に対し、「センターフォワードに求められる、ほぼすべての能力を備えた選手」とその実力を認める同メディアは、「ハーランドにスペースを与えれば、ブラジル有利の下馬評も一気に揺らぐ可能性がある」と分析する。

 また、ハーランドについては他にも、「数字以上に印象的なのは、常に危険を感じさせる存在感だ。試合への関与が少ない時間帯であっても、たった一度のチャンスさえあればゴールネットを揺らすことができる」と評するなど、ポテンシャルの高さを強調している。

 それでも同メディアは、「4度の対戦でブラジルはノルウェーに一度も勝てていない」(1988年/1−1、1997年/2ー4、1998年フランスW杯/1−2、2006年/1−1)という過去の結果に触れつつも、両チームの攻守のパフォーマンスを掘り下げながら、総合力ではブラジルに分があると見解を示し、「チーム全体を比較すれば、ブラジルが上回っているのは明らかだ」と断言。続けて、「アンチェロッティのチームは、より多くのチャンスを作り、試合をよりうまくコントロールし、守備面でも安定している。そして、相手を上回る戦術的な引き出しを持っている」と説くとともに、ブラジルが勝利を掴む可能性が高い理由として、以下のような見通しを綴っている。

「ノルウェーがすべての面で劣っているからではない。互角の戦いが予想される一戦を勝ち切るための材料を、ブラジルの方がより多く持っているからだ」

 日本戦では戦術変更で大きくゲーム展開を変え、白星を手繰り寄せたブラジル。次戦は、若き大型ストライカー対策も見どころとなる中でどんな戦いを演じるのか。まさに、王国復活への試金石となる一戦となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]