Parabolicはyt-dlpのフロントエンドとして無料で公開されている動画ダウンローダーです。yt-dlpの機能を簡単に利用でき、またブラウザ拡張機能を使うこともできるとのことなので、実際に導入して使用感を確認してみました。

NickvisionApps/Parabolic: Download web video and audio

https://github.com/nickvisionapps/parabolic

◆特徴

公式GitHubに記載されたParabolicの特徴は以下の通りです。

・多数のサイトをサポート

・複数のファイル形式(mp4・ webm・mp3・opus・flac・wav)で動画をダウンロード可能

・同時に複数ダウンロードを実行可能

・メタデータ・動画字幕のダウンロードに対応

◆アプリの導入

記事作成時点でParabolicは以下の環境にインストール可能です。

・Linux

・Windows

・macOS

・ブラウザ拡張機能(Firefox・Chrome)

今回はWindows版を導入してみます。公式GitHubのリリースページから最新のインストーラーをダウンロードします。



ダウンロードしたインストーラーを実行すると「セットアップに使用する言語の選択」ポップアップが表示されるので、日本語を選択してOKボタンをクリックします。



「使用許諾契約書の同意」が表示されるので「同意する」を選択して「次へ」ボタンをクリックします。



「インストール先の指定」が表示されるので、問題なければデフォルトのままで「次へ」ボタンをクリックします。



「スタートメニューフォルダーの指定」が表示されるので、問題なければデフォルトのままで「次へ」ボタンをクリックします。



「追加タスクの選択」が表示されるので、問題なければデフォルトのままで「次へ」ボタンをクリックします。なお「クイック起動アイコンを作成する」のチェックを解除して続行するとスタートメニューにアイコンが追加されないという現象が見られたので、特段の理由がない限りデフォルトのチェック状態のままインストールすることをお勧めします。



「インストール準備完了」が表示されるので「インストール」ボタンをクリックします。



「インストール状況」が進捗バーで示されます。



インストールが終了すると「Nickvision Parabolic セットアップウィザードの完了」が表示されるので「完了」ボタンをクリックします。



◆アプリの使用

Parabolicを起動すると「著作権に関する法的免責事項」ポップアップが表示されるので「理解しました」ボタンをクリックします。



起動直後の様子。yt-dlpの新しいアップデートが利用可能とのことなので「アップデート」を押します。



アップデートが適用されました。まずは「ダウンロードを追加」をクリックします。



同様の操作をメニューから行う場合は「ファイル」→「ダウンロードを追加」を選択します。



「ダウンロードを追加」ポップアップが表示されるので、「メディアのURL」に動画のURLを入力して「探索」ボタンをクリックします。



探索中は「メディアを探索しています」ポップアップが表示されます。



探索が完了すると「ダウンロードの設定」画面に動画のサムネイルとタイトルが表示され、ファイル名の変更・保存フォルダーの変更・ファイルの種類の選択を随時行った後に「ダウンロード」をクリックするとダウンロードを開始します。



なお、「ダウンロードの設定」画面で「字幕」タブを選択すると、字幕が存在しない場合には「字幕なし」とだけ表示されます。



動画に字幕がある場合にはダウンロードする字幕の言語を一覧から選択できます。



また、「ダウンロードの設定」画面で「詳細オプション」タブを選択すると、ダウンロードの詳細設定を行うことができます。



ダウンロード中の様子。動画は「実行中」に表示されています。ダウンロード中に新たなダウンロードを追加することも可能。



ダウンロードが完了すると動画が「完了済」に移動します。



◆アプリの設定項目

起動直後の画面で「設定」をクリックするか、メニューから「編集」→「設定」を選択することにより、「設定」画面を表示することができます。



「ユーザーインターフェース」タブでは以下の項目を設定可能です。

・テーマ

・翻訳言語

・プレビュー版の更新を受け取る

・サスペンドを無効化

・ダウンロード履歴の保存量(履歴を保存する期間)



「ダウンロード」タブでは以下の項目について設定できます。

・最大同時ダウンロード数

・存在するファイルを上書きする

・メディアIDをタイトルに含める

・自動生成された字幕を含める

・Include Super Resolution Formats(標準以外にAIで拡大された超解像版もダウンロードするか否か)

・優先するビデオコーデック

・優先される音声コーデック

・優先する字幕のフォーマット

・Preferred Frame Rate(優先するフレームレート)



「ダウンローダー」タブでは以下の項目を設定できます。

・分割ファイルを使う

・YouTubeのダウンロードでSponsorBlockを使用

・ダウンロード速度を制限

・プロキシURL

・ファイルからCookieを取得

・ブラウザのCookie

・aria2cを使用

・yt-dlpの探索引数

・yt-dlpダウンロード引数



「コンバーター」タブでは以下の項目について設定できます。

・Translate Metadata and Chapters(メタデータとチャプターの自動翻訳)

・メタデータを埋め込む

・サムネイルを埋め込む

・チャプターを埋め込む

・字幕を埋め込む

・FFmpegのスレッド

・ポストプロセッサ引数の追加



◆ブラウザ拡張機能との連携

ブラウザ拡張機能についてはFirefoxへの導入を行ってみます。「アドオンマネージャ」を表示して「Parabolic」を検索します。



候補の先頭に「Parabolic」が表示されるのでリンクをクリックします。



Parabolicのページに移動するので「Firefoxへ追加」ボタンをクリックします。



「Parabolic Extensionを追加」というポップアップが表示されるので「追加」ボタンをクリックします。



「Parabolic Extensionが追加されました。」というポップアップが表示されるので「OK」ボタンをクリックします。



「アドオンマネージャ」に戻るとParabolicが追加されていることがわかります。Parabolicの「…」アイコンをクリックして表示されるポップアップメニューから「オプション」を選択します。



オプションの項目は以下の通り。デフォルトのまま元に戻ります。



拡張機能を利用するには、動画のサイトにてマウスの右クリックでポップアップメニューを表示し、「Open link in Parabolic」を選択します。拡張機能を「ツールバーにピン留め」している場合はツールバーに表示されているアイコンをクリックすることによっても同様に機能するので、頻繁に利用するならピン留めしておくと便利です。



「拡張機能Parabolic ExtensionにparabolicリンクをNickvision.Parabolic.WinUIで開くことを許可しますか?」ポップアップが表示されるので「リンクを開く」ボタンをクリックします。



Parabolicアプリが起動し動画のURLが設定されますので、以降はアプリにて探索・ダウンロードを実行します。



注意点として、少なくとも記事作成時点ではParabolicアプリが起動している状態では連携できず、Parabolicアプリを終了させている状態で拡張機能を使用する必要がありました。おそらく拡張機能とアプリとの間でプロセス間通信を行っているのではなく、拡張機能がパラメータとしてURLを渡してアプリを起動させているものと見受けられます。

◆まとめ

Parabolicは誰でも簡単にYouTubeなどの動画をダウンロードでき、それでいて必要かつ十分な機能を備えていることを確認できました。ブラウザ拡張機能を利用することで利便性はさらに向上するので、興味のある方は是非試してみてください。