優駿スプリントを制したゼーロスと関係者

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 「優駿スプリント・S2」(30日、大井)

 1番人気のゼーロスが圧巻の強さで南関3歳スプリントの頂点に立った。4馬身差の2着に7番人気のリスティアワンが入り、上位2頭に「第33回アフター5スター賞・S3」(9月2日・大井)への優先出走権が与えられた。3着には後方から3番人気のデンテブリランテが追い込んだ。

 クラシックロードを歩んできた底力はダテではなかった。初めてのスプリント舞台も、ゼーロスにとっては何の問題もなかった。

 スタートこそひと息だったが、二の脚を利かせて、ラブミーモンローとベイビークエストの逃げ争いを見る外め3番手。直線を向いても手応え抜群に、ラスト200メートル手前で僚馬ラブミーを楽々かわし、あとは独壇場。最後まで鞍上の手は動くことがなかった。

 1分11秒0。台風7、8号の影響もあって、前日から時計の出やすい馬場だったとはいえ、レコードに1秒迫る優秀なモノ。「いやぁ〜、強かっですねぇ」と笹川翼は目を丸くした。前走の兵庫チャンピオンシップ・Jpn2では0秒4差3着。「もう少しうまく乗っていれば…」と悔やんだ。それだけに南関同士とはいえ、喜びもひとしお。しかも自身にとっては今年の南関での重賞初V。ゼーロスで制した昨年11月のハイセイコー記念以来の地元Vになった。

 荒山勝師も笑顔。「内容、時計を含めて想像以上の勝ちっぷり。ビックリだね」と笑いが止まらない。今後は未定だが、「右回りの短いところが中心になるのかな」。前途有望な若きスプリント王の将来を思い描いた。