図書室に置いた新聞閲覧台を説明する専任司書の原さん=川崎市立塚越中学校

 川崎市教育委員会は4月から、市立小中高校172校の学校図書室で複数の新聞を読める環境を整えている。現場では司書の助言を生かして総合的な学習の時間に活用したり、児童生徒がニュースに関心を持てるよう取り組みを強化したり、新聞をより効果的に使おうとする動きも始まっている。

 文部科学省は第6次学校図書館図書整備等5カ年計画(2022〜26年度)で、小学校2紙、中学校3紙、高校5紙をそれぞれ置く目標を設けている。費用は地方交付税で措置されるが、同市は不交付団体のため自主財源で手当てした。

 学校側で複数紙を購読する場合、販売店との契約などの事務負担が課題でもあったが、市教委による一括契約に切り替え、現場の負担軽減を図った。

 市立塚越中学校(同市幸区)では4月から、図書室に木製の新聞閲覧台を設置し、読売新聞と中高生新聞、神奈川新聞の3紙を配架している。生徒が昼休みや放課後に訪れ、閲覧しているという。