フランスがノルウェーに圧勝、デンベレがハットトリック…エムバペとハーランドの直接対決は実現せず
【ボストン(米マサチューセッツ州)=川島健司】ワールドカップ(W杯)北中米3か国大会は26日(日本時間27日)、1次リーグ第3戦が行われ、I組はフランス(世界ランキング3位)がノルウェー(同31位)に4―1で勝ち、首位で決勝トーナメント進出を決めた。
ノルウェーは2位通過。(世界ランキングは11日時点)
フランス4―1ノルウェー
フランスは攻撃陣が本領を発揮して3連勝。デンベレは開始早々に狙い澄ましたシュートを決めるなど、前半だけでハットトリック(3得点)を達成した。先発を大きく入れ替えて臨んだノルウェーは前半にアースゴールが1点を返したが、後半序盤のPK失敗が響いた。
フランス、優勝へ順調な歩み
フランス攻撃陣は速く、強く、うまい。開始直後、相手守備の裏をとったエムバペが強烈なシュート。これはゴールバーに嫌われたが、7分に右サイドのデンベレが左足でフェイントを入れて、蹴り込んだ。デンベレは20分、中央でエムバペが相手にシャツを引っ張られながらもつないだボールを受けて2点目を決め、32分には左足のシュートでハットトリックを達成した。
デンベレは所属クラブの紹介によると「両利き」。1点目は味方からのパスを左足で巧みにトラップして相手のタイミングを外し、自らの間合いに持ち込んだ。そして正確なシュートは右足から。左右を問わない高い技術で得点を重ねている。
エムバペはストライドが大きく一瞬の加速で相手を引き離す。トップ下に入ったオリセが素早い動きと判断で彼らの持ち味を生かす。ノルウェーのソルバッケン監督が「こちらがボールを失うと本当に速かった」と語ったように、少ないパス数であっという間に決定機を作っていった。
この日はデシャン監督が母親の葬儀のため不在で、代わりにコーチが指揮を執ったが、揺るぎなかった。想定通りに1次リーグを首位通過し、この先当面は長距離移動を避けられる。優勝候補・フランスが順調に、歩みを進めている。(編集委員 川島健司)
ノルウェーは先発10人変更
すでに1次リーグ突破を決めていたノルウェーは、第2戦から先発10人を変更。2試合連続で2得点を挙げていた「怪物」ハーランドと、相手エースのエムバペの直接対決こそ実現しなかったが、右サイドのボブらがゴールに迫った。ソルバッケン監督は「チャンスを作れていたのはよかった。我々の目標はできるだけ長くW杯にとどまること」と、大幅なメンバー入れ替えの判断の正しさを訴えていた。

