シンプルな装備構成が魅力のエントリーグレードとは?

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N360の系譜を受け継ぐレトロデザインと実用性

 2026年6月に入り、ホンダの軽自動車ラインナップでは新たな動きが続いています。5月に発売された「Super-ONE(スーパーワン)」に加え、補助金制度への関心の高まりを背景に電動モデル「N-ONE e:(エヌワン イー)」も話題となっています。

 こうした流れのなかで、ベースモデルである「N-ONE」の魅力にも改めて関心が寄せられています。

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 N-ONEは、1967年に登場したホンダ初の軽乗用車「N360」のデザイン思想を受け継ぐモデルとして知られています。

 丸みを帯びたフロントフェイスや親しみやすいフォルムは現代風にアレンジされながらも、どこか懐かしさを感じさせます。

 流行に左右されにくいデザインであることから、発売から年月が経過した現在でも高い人気を維持しています。

 現行型のN-ONEは2020年11月にフルモデルチェンジを受けた2代目です。初代からのイメージを大切にしながら、安全性能や快適装備を強化し、日常での使いやすさをさらに高めました。

 そして2025年11月には一部改良が実施され、装備内容の見直しが行われています。この改良では前方パーキングセンサーや7インチTFT液晶メーターが標準装備となり、運転時の安心感や視認性が向上しました。

 またグレード構成にも変更が加えられています。スポーティなRSはCVT仕様が終了し、6速MT専用モデルへと移行。

 さらにホワイトカラーのホイールを採用することで、従来以上に個性的な存在感を打ち出しています。

 加えて、「Original」をベースにした特別仕様車「CRAFT STYLE」も設定され、選択肢がより豊富になりました。そのなかでも価格を抑えたエントリーグレードが「Original(FF)」です。

 ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1545mm、ホイールベースは2520mmとなっています。

 全高が1550mm未満に収められているため、機械式駐車場を利用しやすい点も大きな特徴です。

 外観はシンプルで落ち着いた印象にまとめられ、14インチスチールホイールとシルバーのハーフホイールキャップを装着。ボディカラーはブラックルーフの2トーンを含む全7種類から選択できます。

 室内はブラックとホワイトを組み合わせた明るい空間が広がります。フロントシートにはプライムスムースとトリコットのコンビシートを採用し、質感と快適性を両立。インパネにはプラチナホワイトの加飾が施され、上品な雰囲気を演出しています。

 装備面ではフルオートエアコンや電動格納式リモコンドアミラーを標準装備。電子制御パーキングブレーキにはブレーキホールド機能も備わり、渋滞時や信号待ちでの負担軽減に役立ちます。

 後席はアレンジ性にも優れ、シートを倒して長尺物を積載したり、座面を跳ね上げて背の高い荷物を収納したりすることが可能です。

 安全性能についても抜かりはありません。全車にHonda SENSINGを標準搭載し、衝突軽減ブレーキや車線維持支援機能、アダプティブクルーズコントロールなどがドライバーをサポートします。

 パワートレインは最高出力58PS、最大トルク65Nmを発生する直列3気筒自然吸気エンジンを搭載。

 FFとCVTの組み合わせにより、WLTCモードで23.2km/Lという優れた燃費性能を実現しています。

 価格(消費税込み)はOriginal(FF)が176万7700円、最上級グレードのPremium Tourer(4WD)が231万8800円で、その差は55万1100円です。

 装備内容や駆動方式の違いを考慮すると、用途や予算に応じて選びやすいラインナップといえるでしょう。