動画生成AI「LTX-2.3」の公式LoRA開発ツールである「LTX Trainer」の大規模アップデートが2026年6月17日に発表されました。

Introducing The New LTX Trainer: One Framework, Every Training Mode | LTX

https://ltx.io/newsroom/introducing-the-new-ltx-trainer-one-framework-every-training-mode

LTX-2/packages/ltx-trainer/README.md at main · Lightricks/LTX-2 · GitHub

https://github.com/Lightricks/LTX-2/blob/main/packages/ltx-trainer/README.md





LTX-2.3はセリフやBGMのついた音声付き動画を生成できる動画生成AIです。AIモデルが無料公開されておりComfyUIなどを用いて個人用PCでローカル実行できることから人気を博しています。

ローカルで動作する動画生成AI「LTX-2.3」が登場&無料のPCアプリ「LTX Desktop」も公開される - GIGAZINE



LTX-2.3はLoRAおよびIC-LoRAを用いて画風を制御したり特定の人物やキャラクターを描写しやすくしたりできます。LoRAは公式LoRA開発ツールであるLTX Trainerを用いて作成可能でしたが、これまでは用途に合わせてカスタムコードを構築する必要がありました。今回のアップデートにより1つの設定ファイルを書き換えるだけで「テキストから動画を生成(T2V)」「画像から動画を生成(I2V)」「音声から動画を生成(A2V)」「動画から動画を生成(V2V)」「動画の延長」「インペインティング」「アウトペインティング」といった多様な目的のLoRAおよびIC-LoRAを作成できるようになりました。

また、AIエージェントにLTX Trainerを用いたLoRA作成を依頼するためのSKILL.mdも公開されており、動画生成AIに詳しくない人でもClaude Codeなどのエージェントに指示してLoRAを簡単に作成できます。ただし、LTX Trainerを用いたLoRAトレーニングには80GB以上のVRAMを備えたNVIDIA製GPUが必要。省メモリ機能を使う場合でもGeForce RTX 5090などのVRAM容量32GB以上のGPUが必須です。

LTX Trainerを用いた作成したLoRAのデモ動画も複数公開されています。以下はキャラクター画像を入力して一貫性のある動画を生成できるLoRAです。





明るい時間帯の動画を夜の動画に変換するLoRA。





白黒動画をカラー動画に変換するLoRAもあります。





例示されたLoRAは以下のリンク先で配布されています。

LTX-2.3 Creative Lab - a Lightricks Collection

https://huggingface.co/collections/Lightricks/ltx-23-creative-lab

LTX Trainerのドキュメントには以下のリンクからアクセス可能。ただし、記事作成時点は整備中のようで、リンク切れのページが多数あります。

LTX-2 Training | LTX Documentation

https://docs.ltx.video/open-source-model/ltx-trainer/ltx-training