日本代表DF伊藤洋輝(バイエルン)が11日の練習後、報道陣の取材に応じ、MF遠藤航(リバプール)のチーム離脱に言及した。

 伊藤にとって遠藤はシュツットガルト時代のチームメート。当時もチームの主将を務めていた遠藤を「どんなことがあってもブレない人だし、黙々と淡々とやりながらもチームをまとめるリーダーシップがある人」と評しつつ、離脱について「航くんが一番悔しいだろうし、僕らがいくら考えても航くんにしか分からないものがある。自分がやれることをしっかりやっていこうという気持ち」と心境を語った。

 伊藤にとっては2度目のW杯。前回のカタールW杯ではグループリーグ第2戦コスタリカ戦に途中出場したが、インパクトを残せないまま終わり、大会後には「簡単に4年後というのは言えないけど、日々の積み重ねを続けていった結果が4年後につながる。まずはドイツで結果を残せるようにやっていきたい」とのコメントを残していた。

 その言葉どおり、伊藤はシュツットガルトで評価を高め、24年夏に名門バイエルンに完全移籍。2シーズンで負傷に悩まされた時期も長かったが、世界トップクラスのタレントたちと日々のトレーニングを重ね、今季はブンデスリーガ16試合、UEFAチャンピオンズリーグ4試合に出場し、圧倒的な強さでのリーグ制覇に貢献した。

 バイエルンでの積み重ねを発揮できれば、W杯に恐れるべき相手はいない。「日常のレベルをちゃんと出せるようにやっていきたい」。そう意気込む伊藤は2度目の晴れ舞台に「世界で一番大きい大会。誰しもが目指している舞台。この舞台をしっかり楽しんでいい結果が出れば」と果敢に挑む。

(取材・文 竹内達也)