今度はスナック業界に「エンジェル投資」本田圭佑はデカコーンの夢をつかめるか
日本時間の12日に開幕するサッカーワールドカップ。NHKが放送する日本戦の解説には、本田圭佑が解説者として起用されることになった。カタールで行われた前回大会ではABEMAでの解説が話題になったが、NHKが公開した本田のメッセージ動画では、この時の本田節を公共放送でも見せることを示唆した発言を行っている。
しっかりとした分析を交えながらも、友だち感覚で話しかけてくるようなあの解説の再来に期待がかかっているが、当の本田はスナック業界へ期待をしているようだ。8日にスナテクという会社が配信したプレスリリースには、2億円を超える資金調達を実施したと発表したとあり、その中には本田が共同創業者として名を連ねる「X&KSK」の名前もあった。
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スナテクはスナック店におけるDX化を推進するサービスを展開し、2兆円ともいえる市場を改革するミッションを掲げている。顧客管理や会計の透明化といったバックオフィス領域に加え、投げ銭機能をスナックに導入する「スナボム」を提供するなどしている。
SEGAのゲームセンター事業(現在はGiGO)などを買収したGENDA代表取締役社長の片岡尚氏、元放送作家の鈴木おさむ氏らも同社への出資をしており、本田らはそれに続く投資を実施する。
本田の投資と言えば、クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」への出資が投資家の間で知られている。KSKを通じて2400万円を投資し、Makuakeが上場を果たした後の2020年から少しずつ売却。数千万円の投資規模に対して、とてつもなく大きなリターンを得たとされる。このほかにも、電動キックボード最大手のLuupに対しても創業期から出資をしているが、Luupは今年発売された経済誌「日経マネー」にてIPO予備軍として紹介されている。
本田の投資能力は非常に高く評価されており、2025年にはSBIホールディングスや三井住友銀行などから150億円以上の資金を調達したと、ブルームバーグが報じた。かねてから本田は、投資先がデカコーン(評価額100億ドル超の企業)になるのを目指すと繰り返し語っており、今回のスナテクへの投資もその一環として行われるようだ。
投資家としては絶好調ではあるが、現在もサッカー選手を引退したとは明言していない。昨年もTBS SPORTS FESのイベントや、本田が考案したサッカー競技「4v4」の中で、サッカー能力の健在ぶりをアピールしていた。今月で40歳になる本田だが、8月からはシンガポール・プレミアリーグにて選手としてプレーすることになっており、サッカー界と投資界を股にかけ、異なる領域で最前線を走り続けていく。
文/池田聖人 内外タイムス編集部
