ソフトバンク・大津亮介 阪神・佐藤輝斬りの先に見据える交流戦MVP 実現すればド軍・山本以来5年ぶり
交流戦Vへ背番号19が流れをつくる。ソフトバンクの大津亮介投手(27)が、9日の阪神戦でチームを3週連続となる週初めの白星へ導くと誓った。2年連続10度目の交流戦優勝を目指すチームは10勝2 敗でトップを快走中。大津は2戦2勝、計16回で防御率0・00の好成績で先発陣を引っ張っている。投手としては21年のオリックス・山本由伸(現ドジャース)以来となるMVPの期待もかかる。
ハーラートップタイの6勝を挙げている大津が今週も“火曜日の男”としてチームを勢いづかせる。8日にみずほペイペイドームで調整した右腕は「週頭の大事さが改めて分かった。少しでも中継ぎの人たちが体力を残した状態でいいパフォーマンスができるように、しっかり先発の役割を果たしたい」と力を込めた。
前回2日の中日戦はわずか1安打でプロ初完投初完封を飾り、チームはその日からの6連戦を5勝1敗と大きく勝ち越した。前々回5月26日の巨人戦も7回1失点(自責0)でチームは同様に6連戦を5勝1敗と勝ち越した。きょう9日から交流戦最後の6連戦。大津が三たび流れをつくれば、2年連続10度目の優勝も現実味を帯びてくる。
「(初完封の)前回はいったん忘れて普段通りの自分のピッチングをしたい。ランナーを出しても粘り強く投げたい」
直近2戦はDeNAでマスクをかぶっていた山本祐からセ・リーグの情報を聞きマウンドに臨んだ。重点的に教わっているのが「逆方向に長打を打てるか打てないか」。引っ張るだけでなく、左方向にも大きな打球を飛ばす阪神・佐藤輝は要警戒の打者だ。「緩急で抑えるしかないと思ってます」。前回手応え抜群だった直球に伝家の宝刀・チェンジアップをはじめとした多彩な変化球を交えて封じていく。
阪神打線とは昨年の日本シリーズ第4戦でも対戦している。先発で5回3安打無失点だったが「集中しすぎて、どうやって打ち取っていたかをはっきり覚えてない」。油断することなく、当時よりレベルアップした投球を見せる。
交流戦2戦2勝、計16回で防御率0・00と抜群の成績で、投手では2021年の山本由伸(オリックス)以来となるMVPも見える位置にいる。実現すればチームでは09年の杉内俊哉以来となる快挙だ。
もっとも、大津が見据えるのはシーズンを通しての活躍だ。まずは交流戦優勝にチームを導き、リーグ3連覇を目指す戦いに弾みをつける。 (木下 大一)
