中道・立憲・公明は合流するのか “保留状態”の長期化でリスクも?「立憲の優秀な人材は“チームみらい”に行くと思う」

先日、惨敗となった2月の衆院選総括の素案を公表した、中道改革連合。敗因として、立憲民主党と公明党の支持基盤の単純な合算では、支持を拡大できず、とりわけ立憲を支持する無党派層の離反を招いたこと。改革色が強い高市総理を批判したことなどが、「“旧態依然とした抵抗勢力”と映った恐れがある」などを挙げた。
【映像】小林史明氏が危惧「優秀な人材はチームみらいに行く」(実際の映像)
そして、教訓として「政権批判がメインの従来型野党」から「政策提案重視の建設的野党」への転換、党名変更の検討などの党改革が必要だとした。さらに、今のような衆参バラバラの状態では、批判された「選挙互助会」というイメージを払拭することは難しいので、参議院の「立憲・公明の早期合流を図る」としている。
しかし、この参院での合流に関しては、中道、立憲、公明3党それぞれに温度差が…。小川代表は合流を急ぎたいとしているが、立憲民主党・水岡俊一代表は、「私は(合流を)急ぐつもりはない。しっかり丁寧な議論をしていくということなので、そこの立場の違いは明らかだ」。公明党・竹谷とし子代表は「急ぎながら、またしっかりと丁寧に議論をしていくことが必要であると思っている。合流を目指していくことについては変わっていない」と述べた。
今回の衆院選総括案をふまえ、中道改革連合は今後どう変っていくのか。そして参議院での中道、立憲、公明の3党合流は、どのような形が望ましいのか。『ABEMA Prime』では、立憲・水岡代表、公明党・竹谷代表とともに考えた。
■合流に向けた温度差と選択肢

早期合流について、水岡氏は「合流はみんなでもっと議論しよう、それが我々にとってプラスなのか、マイナスなのか。あるいは有権者の方々、国民の皆さんにどう伝わるのかをもっと考えようとの話をした」。合流しない未来もあり得るのかという問いに対しては「選択肢としてはあると思う」と答えた。
一方、公明党の代表である竹谷氏は、「まず、参議院の合流については、衆議院を戦ったときに参議院も早く合流するという前提であった。これは、中道という塊を大きくして、今、自民党と維新で与党をやっているが、政権交代をさせたいと国民が思ったとき、今強い野党はいない状況だ。中道政治、中道の塊を強くして、大きくしていくことを考えると、合流はするべきだと考えている」といい、早期合流の必要性を強調した。
水岡氏は、党内に衆議院議員がいない現状について「我々としては、衆議院議員が同じ党内の中にいない現実の中で、戦いにくいと感じた。将来的に公党として、衆議院議員を仲間に入れることは、もう夢だということは言っているのだ」。
また、中道執行部とのコミュニケーションについては「毎日のように電話があったり、すれ違ったり色々ある」と明かした。
■政策合意の重要性と価値観のすり合わせ

政策面について、竹谷氏は「政策の5本柱を作って、安全保障にしても、エネルギー政策にしても合意はした。そこに賛同する方が中道に入って立候補することになっている。そこに今、参議院で立憲とまた公明がしっかりと合意できていくかが大事だと思っている」と話す。
自民党の小林史明衆議院議員は、「基本的な政策で合意をしていることが、重要だと思われているのではないか。でも、それがなされないまま、選挙の直前でバタバタと衆議院で1つの党ができたことによって、今の問題は起きている」。
また、「今、参議院が別々でいることに意義があると思っている。どういうところで合意できたのか。おそらく今後の国会の色んな法案の賛否をやる中で、価値観がすり合ってきて、本当に中道が一緒になれるのか。それとも違うのかは明らかになる」との見方を示した。
■「立憲の優秀な人材は、チームみらいに行く人がいると思う」

水岡氏は「はっきり言って、我が党は危機的状況だ。支持率も非常に低いし、関心も薄れている。だけど、今我々は何を求めて戦ってきたのか、これから先も何を言い続けるのかを、もう1回みんなで作り上げる。だから、再建だ」。
さらに、「立憲イズムは崩さずにやりたい。それを基本に、我々は綱領をしっかりともう1回見直しながらやろうじゃないか。そういったことを元に統一地方選も一緒にやっていく仲間を求めていこうという話だ」と主張した。
竹谷氏は「新しい中道という政党で戦って、比例票で見れば自民党の半分だった。その中で、旧立憲、旧公明に入れていた方々は8割弱。つまり、2割以上の方は新しい中道ができたから入れてくれたわけだ。そういう期待をしてくれた方々に対して応えていく責任があると思っている」と述べた。
一方で、小林氏は、「立憲の優秀な人材は、チームみらいに行く人がいると思う」といい、保留状態が続くことによる人材流出への危惧を示した。
(『ABEMA Prime』より)
