「生きがいは、人生の『音楽』」と題した動画で、脳科学者の茂木健一郎氏が生きがいの本質について語った。同氏は、「生きがいというのは、生きる目標とか生きる意味というふうに訳されることもあるんですけど、生きることの実感そのものなんですよね」と切り出し、生きがいを持つことの意義について自身の考えを明かした。

茂木氏は、生きがいを外部の数値や評価と切り離して考えるべきだとし、「音楽って生きがいに似てるんですよね」と独自の視点を展開。音楽の本質を「音楽を味わうためにはその音楽を聴くしかない。あるいは演奏するしかない。歌うしかない。歌っている時間、演奏している時間の中にしか音楽ってないじゃない。その一瞬一瞬、音楽を味わっている時間の連なりこそが本質であって、そこら辺の成り立ちがとても生きがいに似ている」と語った。

さらに、「生きがいを持っているってことは、人生の一瞬一瞬全てが音楽のように経験されるってことで、 だからそれに意味があるとか、それで社会的に評価されるとか、点数が上がるとか、お金がもらえるとか、そういうことは関係ない」と続け、人生の価値を他者の評価や功利的な成果とは別の次元に置くことの重要性を強調した。

茂木氏は最後に、「生きている実感そのものが大事だっていう、それが生きがいなんで、 生きがいと音楽ってとても似てる。生きがいは人生の音楽だっていうふうに僕は思います」と力強く語り、動画を締めくくった。

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