動画タイトル『評判はだいたい正しい』で、自身のYouTubeチャンネルを更新した茂木健一郎氏(脳科学者)が、評判の信ぴょう性やその選び方について熱く語った。茂木氏は「評判って意外と正しいんですよね」と切り出し、古典作品や名作とされる文学・音楽においては、多くの人がすごいと言い続けてきたものの価値はやはり本物だと述べた。

「昔から多くの人が、これはすごい小説だとか、名作だとか言われているようなものって、だいたい本当にすごいんですよ。評判はだいたい正しいんです」とし、その理由として、多くの人の目で長い年月をかけて評価が積み重ねられてきたことを挙げる。

一方で、茂木氏は「現代の同時代のものっていうのは、宣伝が入っちゃってたりとか、あんまり参考にならないことも多い」ともコメント。現代作品の評判については、誰が評価しているのか、その範囲や背景を冷静に見極める重要性を強調した。「最も賢くて、趣味がいい人、そういう人たちがすごいと言っているものはやっぱりすごいんだと、すごいんですよね」と語り、“価値ある評判”とそうでないものの違いに注意を促した。

具体例として、哲学者のヴィットゲンシュタインや、紫式部の『源氏物語』を挙げ、「最も賢い人たちがヴィットゲンシュタインを二十世紀最大の哲学者のひとりと認め、源氏物語も多くの人がすごいと言い続けている。それだけの理由があるわけだよね」と力説。現代の評価は「分断化しちゃったし、エコーチェンバーだし、宣伝の場合もある」とも語り、情報化社会における評判の不確かさにも注意を促す。

動画の締めくくりで茂木氏は、「バランスを取るために現代のものを読んだり聞いたりするだけじゃなくて、古典に触れるのがいいのかなっていう、僕は常々考えています」と提案し、時代を超えて価値が証明された作品にも積極的に触れる大切さを訴えた。

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