ガソリン節約したい…「満タン」「半分で給油」どちらがコスパ最強!? 家計に優しい給油術とは 「災害時に助かる」「軽くて燃費向上」は本当なのか
ガソリンはいつ、どれくらい入れるのがいいの?
ますます高騰するガソリン価格。定額補助金の投入が始まり、多少は安くなるとはいうものの、少しでも「燃費良く乗りたい」と考える人が多くなっているようです。
ところで、ガソリンの給油は「満タンに入れる」派と「半分だけ入れるほうが燃費がいい」派で分かれていますが、実際どっちのほうがクルマにとってよいのでしょうか。

ドライバーの中には、ギリギリまでガソリンを消費して満タンに入れるという人もいれば、こまめにガソリンを補給しているという人もいて、ネット上でも意見が二分しています。
【画像】「ひょええぇぇぇ!?」これが給油口の 「意外な構造」です(23枚)
「満タン派」の意見としては、多めに入れておくことで長距離走行や有事の際に備えておくことができる、といったものがみられます。
近年では、地震など多くの災害が発生しており、災害時は、ガソリンスタンドが営業していない場合やガソリンが売り切れてしまう可能性があります。
そのため、万が一の事態に備えてガソリンを満タンにしておくと、一時的に車内で電気や空調を使用して避難できるため、危機管理上は正しい選択といえるかもしれません。
一方で「半分だけ派」の意見としては、タンク内に燃料があまり入っていない分、車重が軽くなって、燃費が良くなるといわれています。
実際どうなのか
実際どうなのでしょうか。ある専門家は「燃費はさほど変わらないでしょう」と話します。

ガソリンの重量は、1リッター当たり約0.75kgであり、40リッターで満タンだとすると「満タン」「半分」の重量差は「約15kg」です。
クルマは重量が1kg軽くなると、燃費は「1リッターあたり0.01km」向上するとされています。
今回の例では、15kg軽いと燃費は「約0.15km」向上するというわけで、1回の給油あたり「約3km」長く走れるようになるというわけです。
これをお得と見るかどうかでしょう。給油が1回多いので、その給油のための移動で、約3kmのアドバンテージはすぐ消えてしまいそうな気もします。
都内のガソリンスタンドのスタッフは給油タイミングについて次のように話しています。
「ガソリンを入れるタイミングとしては、『ランプが点く前』くらいに入れるのが良いと思います。
ランプが点いてからも数キロは走れますが、事前に入れておいた方が安全でしょう」
というのも、燃料メーターは正確性が低く、実際の残量と異なる可能性が高いため、メーターをあてにして余裕があると思い走行すると、思わぬガソリン切れを起こす可能性があるのです。
いっぽう、前出のガソリンスタンドのスタッフは「満タンにするのもあまり良くないです」と話します。
「ガソリンを満タンに入れすぎてしまうと、エア抜きといって空気の勢いでガソリンが吹きこぼれてしまう可能性があり、あまりおすすめできません。満タンすぎず、ほどほどに入れるくらいがベストだと思います」
このように、燃料を半分にすることで大幅なメリットは得にくいとする声も。
先述の専門家は「燃費を上げたい場合はガソリンの量よりも、急なアクセルやブレーキなどの運転方法を避けること、無駄な荷物を降ろすことのほうが効果があるといえます」と話しています。
