大阪万博のレジ袋販売禁止に関する政策について、脳科学者の茂木健一郎氏が自身の見解を示した。動画「大阪万博のレジ袋販売禁止に思うこと」で、茂木氏はこの施策が「判断ミス」であると語った。

茂木氏は、環境への配慮の象徴としてレジ袋やストローの使用を減らすことは必ずしも大きな意味を持たないと指摘し、「自己満足やエコビジネスと捉えられることもある」と指摘。特に「プラスチック製品の処理をきちんと行わないことが問題」であると述べ、レジ袋の販売禁止は「論理の飛躍」であり、一部の精神論に過ぎないと分析した。

また、万博に訪れる多くの外国人観光客の行動に言及し、「周知徹底したとしても、自分のバッグを持参しない人もいるはず。それを見越した判断が必要」と、多様な来場者に対応する施策の必要性を訴えた。「万博のキャラクターやロゴが入ったレジ袋を販売すれば、それ自体がお土産として人気になるのに」と、レジ袋がもたらす可能性についても触れた。

さらに茂木氏は、地球環境問題への取り組み方について、「一部の象徴的な行動が全体の問題を解決するわけではない」とし、「真の解決には技術開発や社会システムの整備が不可欠」と強調した。「部分の偽善に囚われることは、脳のハルシネーションに過ぎず、バグだ」との考えを示し、「レジ袋禁止を支持する方が情弱かもしれない」と論じた。

動画の締めくくりで茂木氏は、「万博協会が情弱にならないよう、より包括的な判断を」と呼びかけ、視聴者に対し自身の考える本質的な環境問題のアプローチを訴えた。

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