今季のテーマを掲げる友野一希(カメラ・宮崎 亮太)

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 フィギュアスケートの2024―25年シーズン開幕に向けた記者会見が30日に都内で行われ、有力選手が出席した。男子は鍵山優真、山本草太、三浦佳生、佐藤駿、友野一希、女子は坂本花織、千葉百音、渡辺倫果、吉田陽菜、三原舞依の10選手がドレスアップして登壇した。各選手の今季のテーマに合わせた洋服をスタイリストが提案。氷上とはまた違った魅力を発信した。松岡修造さんと宇野昌磨さんが司会を務め、会見を盛り上げた。

 濃紺のベロア素材のセットアップ姿で登場した26歳の友野一希は、今季のテーマに「羽化」(うか)を掲げた。「僕もこのなかでは最年長。ベテランと言われるが、僕は今が一番成長期だと思っている」と語り、意気込みをフリーの「バタフライ」にかけて口にした。「今年はさなぎから蝶になって、五輪シーズンの来季は羽ばたいていきたいという気持ち。今年は完成の直前になる段階」と力を込めた。

 グランプリ(GP)シリーズは第3戦のフランス杯(11月1〜3日)、第5戦のフィンランド大会(11月15〜17日)に出場する。