「女房の妬くほど亭主もてもせず」という言葉があるが、そうのん気に構えていられない人もいる。ガールズちゃんねるに1月上旬、「夫のジム仲間に女性がいた」というトピックを立てた28歳の女性もその一人。

夫は33歳で、週に3回ほど仕事終わりに同僚とジムへ行き、軽く食事をしてくるという。先日初めてジム仲間の写真を見せてもらうと、「まさかの3人のうち1人が24歳の女性」で、自ら「ジム仲間になりたい」と志願してきたそうだ。トピ主は、

「正直、水着に近い格好で夫と写真を撮っていたり、同僚がジムへ行けない日は2人で行ってることを知ると、気持ち悪くてなりません」

と嫌悪感を露わにした。これまで黙っていた夫にも不信感を抱きはじめているが、本人は「何が悪いか全くわからない」「相手も彼氏がいるし、おじさんなんて相手にしないよ」と気にする様子もないという。(文:okei)

「男女共に出会い目的じゃないと積極的に仲間作りなんてしない」

24歳にとって9歳差の33歳はおじさんとも言えるし、人によっては恋愛対象にもなるだろう。女性が自分から志願したくらいなので、好意的な人間関係であることは確かだ。妻が心配する気持ちもわからないではない。

トピックのコメントは5000以上入り、夫がクロかシロかでさまざまな意見が飛び交った。多いのは、“完全に浮気”と認定する声だ。「24歳の子も、あなたの旦那もやばいやつ」「私的に浮気だわそれ」といった意見をはじめ、

「これから不倫の可能性ゼロではないね」
「何が悪いか分かってないフリしてると思うよ」
「ジムで仲間作る目的にしてる人は大抵あなたが不安に思ってるソレだよ。男女共に出会い目的じゃないと積極的に仲間作りなんてしないから」

といった声が相次いだ。ジムで鍛えているような人は、外見に気を使う恋愛感度の高い人たちで、「より浮気率が高い」という偏見混じりの決めつけも見られた。実際、知り合いの旦那さんがジムで浮気しており、

「シャワー浴びて帰っても怪しまれないし、帰りが遅くてもジム行ってたって理由付けられるし浮気にはもってこいなんだよね」

というコメントもある。疑いだせばきりがないが、コロナ禍で感染リスクがゼロではない中、「ジム〜軽食」に週3回通い続けているのだ。あながち偏見とも言い切れない不安がこみ上げるのも理解できる。

「その程度の趣味まで浮気を疑われたらやってられない」という声も

一方で、「うーん、別によくない?なんだ?旦那が佐藤健かなんかなのか?」という容認派も少なくない。本気でジム通いをしているという人からは、「そんな気持ちにはならない」という意見も複数出ている。

「私も真面目にジム行ってる。(中略)その程度の趣味まで浮気を疑われたらやってられない、結婚ってウザいなとも思う」
「気にし過ぎ。この主めちゃくちゃ嫉妬深いね。こんな嫁嫌やな〜」

確かに、自分が楽しんでいる趣味を配偶者に認めてもらえないのは悲しいことだ。どんなジャンルであれ、妻はやらないのに「趣味の仲間に異性がいる」という理由で止められれば、自分の領域を侵された気持ちになるかもしれない。それはそれで夫婦仲に亀裂が入るのだから、どこまで主張すべきかは難しい。

なおトピ主に対するアドバイスとしては、「いい気はしないとはっきり伝えましょう。しつこいくらい」といった意見のほかに、「主もジム仲間になってみては」と薦める声もある。しかしトピ主は現在テレワーク中で、夫の職場も遠いため難しいという。それでも、仕事が手に付かないくらい24歳女性に嫌悪感を覚えて苦しんでいる様子だった。

どうするか決めるのは夫だが、夫婦円満と職場仲間との趣味、どちらを大事にするか――。夫は自分が思っている以上に、苦渋の決断を迫られているようだ。