YouTubeチャンネル「竹田恒泰ch公式切り抜きチャンネル」が、「中国よりも日本が先!世界最古の漆は日本から発見されています【竹田学校】」と題した動画を公開した。動画では、日本の歴史における漆の起源について解説され、考古学の定説を覆して世界最古の漆器が日本で発見された経緯が語られている。

動画の冒頭では、木製の器を長持ちさせるための漆の特性について説明。漆の樹液を塗って乾かすことで水分が染み込まなくなり、汁物も保管できるようになると解説した。この漆の技術は世界でも重宝されているが、長らく中国大陸から日本へ伝わったと考えられていたという。

しかし、その定説は覆ることとなる。平成12年、北海道函館市の垣ノ島B遺跡の発掘調査によって、約9000年前となる縄文時代早期前半の副葬品から漆器が発見された。それまで世界最古と考えられていた中国の漆器は約7000年前のものであり、この発見によって世界の漆器の歴史が2000年遡ることになった。竹田氏は「たった一つ発見されただけでね、2000年遡るということが起きるわけなんです」とその意義を語った。

さらに、福井県の鳥浜貝塚からは世界最古となる約1万2600年前の「漆の枝」が出土している。これまで日本の漆の木は帰化植物と言われていたが、中国大陸よりも古い時代の漆の木が発見されたことで、「もしかしたら原産地日本じゃないの」という推測も成り立つようになったと指摘した。

竹田氏は、考古学は日進月歩であり定説は次々と塗り替えられる可能性があると前置きしつつ、岩宿時代や縄文時代の日本列島は主要な品目に関して「間違いなく最先端を行っている」と結論付けた。物事の見方が変わるような、新たな歴史的視点を提供する解説となっている。