かつては「定年=引退」でしたが、現在は9割の人が定年を迎えてもなお、働き続けることを選択しています。一方で、役職や年収に誇りを持って歩んできた人たちが、再出発を機に足をすくわれるケースも。管理職だった自負と「再就職市場の現実」とのギャップ「甘く考えていました。管理職のキャリアが、再就職の足かせになるとは思わなかったんです」そう語るのは、今年60歳で定年退職を迎えた岡本和也さん(仮名)です。とある製造