爆発のあったロシア首都モスクワ中心部のレストラン付近を走行する警察車両=1日/Anastasia Barashkova/Reuters

(CNN)ロシア首都モスクワのソビャニン市長は2日、レストランで少なくとも2人が死亡し、21人が負傷した爆発について、「テロ攻撃」だったと述べた。

国営メディアによると、身元不明の女が1日、即席の爆発装置とみられる物を持ち、クドリンスカヤ広場にあるレストランに入ろうとした。爆弾は女が店内に入る前に爆発し、女を呼び止めた警備員と客1人が死亡したという。

当局は女の身元をすぐには明らかにしなかった。女が意図的に装置を爆発させたのかどうかも不明。

ソビャニン氏は、「昨日、モスクワで残忍なテロ攻撃が発生し、数人の命が奪われた」と述べた。

「この犯罪に責任を負う者は必ず見つかり、相応の処罰を受けることになる」と述べたが、動機や攻撃の背後にいる可能性のある人物については詳しく説明しなかった。

政府系RENテレビは情報筋の話として、病院に搬送された被害者のうち2人が負傷により死亡したと報じた。当局はこれを確認していない。

有力紙コメルサントによると、標的はレストランの屋外テラスで開かれていた貸し切りパーティーの出席者だったとみられる。

贈り物とする箱を持って近づいてきた女を不審に思った警備員が、女を調べようとしたところ装置が爆発した。

捜査員らは爆弾が遠隔操作で起爆されたとみており、暫定的な見立てとして、女は荷物の中身を知らなかった可能性が高いと説明している。

ロシア当局は現時点でウクライナとのつながりは主張していないが、以前には戦争開始以降に軍高官を狙った一連の暗殺や暗殺未遂について、ウクライナに責任があると非難してきた。

攻撃の性質から、誰が標的だったのかをめぐり広く臆測が飛び交っている。

今回の攻撃は、戦争を支持していた軍事ブロガーのウラドレン・タタルスキー氏が死亡した2023年の爆発と類似している。この事件では、女が爆弾を隠した像をタタルスキー氏に贈り、爆発させたとして、27年の禁錮刑を科された。