「サウナで健康習慣」のつもりが血液ドロドロに? 中高年男性に忍び寄る“脳梗塞リスク”
健康ブームで人気のサウナですが、中高年男性にとっては脱水や血圧変動に注意が必要な場面もあります。今回のテーマは「サウナを習慣にする中高年男性の脱水リスク」です。
安全に楽しむためのポイントについて、総合内科医の中路先生に解説いただきました。
1セットで最大500mℓの水分が失われることも
10〜15分のサウナ1セットでかく汗の量は、約300〜500mℓに及ぶことがあります。体内の水分が失われると血液がドロドロになって固まりやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすリスクが高まるため注意が必要です。
さらに、サウナ・水風呂・外気浴による急激な温度変化は、血圧を大きく乱高下させます。中路先生は「高血圧や動脈硬化のある中高年男性は、特に危険性が高い」と話します。 持病がある方は、サウナに入る前に必ずかかりつけ医に相談しておきましょう。
「サウナ後のビール」の前に、まず水分補給を
サウナから上がった直後の体は、強い脱水状態にあります。このタイミングでアルコールを摂取すると、お酒の利尿作用によって脱水がさらに加速し、血圧の急低下によるめまいや失神を招く恐れがあります。
そのため、まずは水や麦茶、経口補水液などで水分とミネラルをしっかり補い、心拍数が落ち着いてから飲酒を始めることが大切です。「お酒と同量の水を交互に飲む習慣をつけると安心です」と中路先生は強調します。
なお、「サウナに入ればアルコールが抜ける」というのは医学的な根拠のない俗説であると、先生は話します。アルコールの分解はほぼ肝臓が担っているため、水分補給を最優先に考えて行動しましょう。


中路幸之助 なかじこうのすけ 1991年に兵庫医科大学を卒業後、 兵庫医科大学、獨協医科大学を経て、1998年 医療法人協和会に所属。 2003年から現在まで、医療法人愛晋会中江病院の内視鏡治療センターで臨床に従事している。 専門分野はカプセル内視鏡・消化器内視鏡・消化器病。学会活動や論文執筆も積極的に行っており、日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本消化器病学会専門医・指導医・学会評議員、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医・学術評議員、日本消化管学会代議員・近畿支部幹事、日本カプセル内視鏡学会認定医・指導医・代議員を務めているほか、 米国内科学会(ACP)の上席会員(Fellow)でもある。 この監修者の記事一覧はこちら

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1セットで最大500mℓの水分が失われることも
10〜15分のサウナ1セットでかく汗の量は、約300〜500mℓに及ぶことがあります。体内の水分が失われると血液がドロドロになって固まりやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすリスクが高まるため注意が必要です。
「サウナ後のビール」の前に、まず水分補給を
サウナから上がった直後の体は、強い脱水状態にあります。このタイミングでアルコールを摂取すると、お酒の利尿作用によって脱水がさらに加速し、血圧の急低下によるめまいや失神を招く恐れがあります。
そのため、まずは水や麦茶、経口補水液などで水分とミネラルをしっかり補い、心拍数が落ち着いてから飲酒を始めることが大切です。「お酒と同量の水を交互に飲む習慣をつけると安心です」と中路先生は強調します。
なお、「サウナに入ればアルコールが抜ける」というのは医学的な根拠のない俗説であると、先生は話します。アルコールの分解はほぼ肝臓が担っているため、水分補給を最優先に考えて行動しましょう。



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