慶応全国制覇メンバーら凱旋 「早大・岡田」の勇姿も オール早慶戦を甲子園で開催 8・1チケット発売
早大、慶大野球部は30日、オール早慶戦を今秋11月28日、甲子園球場で開催すると発表した。現役選手に社会人・OB選手を交えた混成チームが激突する特別試合で、甲子園では2009年以来17年ぶりの開催となる。スポーツニッポン新聞社など後援。
両チーム現役メンバーには高校時代、甲子園を沸かせた選手たちが多い。慶大には2023年夏、107年ぶりに全国制覇を果たした慶応義塾高のメンバー、丸田湊斗、清原勝児、鈴木佳門らが在籍し、聖地に凱旋(がいせん)する。早大には高橋煌稀(仙台育英)、阿部葉太(横浜)、徳丸快晴(大阪桐蔭)らスター選手が集まっている。
始球式では、早大OBで阪神の選手・監督として甲子園にゆかりの深い岡田彰布氏(阪神球団顧問)が打席に立ち、慶大OBで元大阪ガス監督、NHK高校野球解説者の藤田正樹氏が投げる。ともに両校のユニホーム姿で登場する。両氏は現役時代に何度も対戦した間柄だ。
岡田氏は「オール早慶戦の甲子園開催をうれしく思います。早慶戦の思い出は深く残っています」とコメントを寄せた。なかでも主将だった4年春(1979年)、早慶3回戦での逆転決勝3ランをあげ「優勝できたことで今でもそのシーンがよみがえってきます」。そして「しばしの間、学生時代に戻って楽しみたいと思います」と話している。
藤田氏は4年秋(78年)、勝ち点をあげた方が優勝の早慶戦で「1点も取れずに連敗を喫してしまった悔しさは忘れられません。学生最後の大事な場面で負けたことが今でも鮮明に思いだされます」と話した。「今回は甲子園という舞台で当時とはまた違った気持ちでマウンドに上がらせていただきます」。
主管事務局では、試合だけでなく早慶両校の応援団、ブラスバンドによる伝統的な応援文化も含め「早慶戦ならでは、の魅力を発信したい」としている。日本でトップクラスの梅花学園チアリーディングチーム120人も参加し華を添える。
早慶戦は1929(昭和4)をはじめ50、94年、そして今年5月31日と天皇陛下ご観戦の「天覧試合」の舞台となってきた。
また甲子園球場では1938(昭和13)年11月20日、国民精神作興体育大会関西大会の一環として神宮球場以外で初めて早慶戦が開催された。当日は球場内外に10万人の観衆が詰めかけたと記録に残っている。
11月28日(土)のプレーボールは午後1時。雨天中止の場合、翌29日に予備日を設けている。
チケットは8月1日午前10時から、チケットぴあ特設サイトで販売する。S指定席5000円、A指定席4000円、B指定席はおとな2500円、こども(4歳〜中学生)は「憧れの舞台を体感してもらいたい」と特別価格で1000円。

