錦織圭 19歳の新星ホダルにストレート負け 2015年優勝の思い出の舞台を去る…今季限りで引退表明
◆男子テニス ▽ムバダラDCオープン第3日(29日、米国・ワシントン)
【米ワシントン(29日)=吉松忠弘】今季限りでの引退を表明しており、約1年2か月ぶりのツアー本戦勝利を挙げた元世界ランキング4位の錦織圭(ユニクロ)が、2回戦で、世界24位、19歳の新星ラファエル・ホダル(スペイン)に3−6、2−6で敗れた。錦織は、8月1日に予定されているナショナルバンク・オープンの予選出場の推薦枠を与えられている。
「この試合をとても楽しんだ。とてもいいメモリーがあって、スペシャルな瞬間を、アメリカでは過ごしてきた」
2015年に優勝したとき、イスナー(米国)と決勝を戦ったセンターコートに、錦織が戻ってきた。地元の少年からも「ニシコリ!」の声援が飛ぶ。その中、17歳年下で新世代の旗手とラケットを交えた。
錦織が、時折見せるフォアの強打に、観客がどよめいた。一瞬、ひるんだ相手だが、そこは新世代の勢いでカバー。第2セットでは、錦織がストロークで振り回し主導権を握った展開で、ことごとく拾われ、最後は錦織にミスが出た。
スコア上は完敗だった。ただ、ツアーから離れていた経験不足や、トップ選手との対戦の少なさが、大きく影響したことも否めない。しかし、残念ながら、もうそれを埋める時間もなく、必要もない。錦織が現役でいる時間が、少しずつ減っていく。

