元巨人グリフィンが明かした今季メジャー12勝ブレイクの秘けつ「ボールの違い」
◆米大リーグ ナショナルズ―ブルージェイズ(29日、米ワシントンDC=ナショナルズパーク)
ナショナルズのフォスター・グリフィン投手(31)は今季、ここまで21登板で12勝2敗、防御率2・76と好成績を残して、オールスターにも初選出された。3連戦最終戦となった29日(日本時間30日)に、今季ブレイクした背景を明かした。今季巨人から4年ぶりにメジャー復帰して、大幅モデルチェンジ。持ち球を4種類から7種類に増やした中、空振り率35・5%を誇るスイーパーが大きな武器となった。巨人を経たからこそ習得できた新球の誕生について語った。
「キャンプで、ストライクゾーンやピッチクロックなど日本との違いに対応する中で、気がついたのが、ボールの違いです。メジャー球と日本の公式球は縫い目の幅が違うんです」
無限大の形に近い2枚の皮を縫い合わせてつくられるボール。グリフィンによると、ひょうたん型のウエストが細いのが米国。広いのが日本。日本のボールは垂直移動の要素が強く、メジャー球は水平移動の要素が増すという。
「縫い目が狭い分、より強くグリップでき、日本より曲がる。メジャーでプレーして、日本に行って、また戻って、色々なボールを使った経験から、感覚の違いが分かったんです。僕は元々、豪速球を投げるタイプではないので、打者のタイミングをズラすために、投球の幅を広げる必要があり、とても効果が出ているので嬉しいです」
曲がり幅17インチ(43センチ)の新規搭載スイーパーを、主に左打者の外角に使っている。元々全投球の45%と多投していたカットボール。復帰後は32%に留め、スイーパーを14%使うバランスで投げ、打者を翻弄している。共通の古巣・巨人を巣立ったマイコラスと同僚になり、NPB経由の成功組の仲間入りを果たした。
「彼のキャリアは信じられない程、素晴らしいもの」とグリフィンは先輩右腕をたたえる。同カード第2戦の試合前には、そのマイコラスを交え、ブ軍・岡本とフィールドで談笑。元G戦士の交流があった。「物静かな男だけど、岡本は、とてもおもしろいんだ。性格もいいしね。だから、よく彼とは一緒の時間を過ごしたよ」と、再会を喜んだ。

