トヨタ斬新「“3列ミニバン”SUV」に大注目! 全長4.7mの「ヴォクシー」級“ちょうどいい”サイズ感! 豪快「スライドドア」&回転シートで毎日使える! ド迫力“ゴツ顔”の精悍モデル「クロスバン“GEAR”」に期待大!
トヨタの「斬新“3列シートミニバン”SUV」に大注目!
広い室内空間や優れた積載性、乗り降りのしやすさなど、高い使い勝手を誇るミニバン。なかでもトヨタ「ノア/ヴォクシー」に代表されるミドルクラスミニバンは、扱いやすいサイズと十分な室内空間を兼ね備え、日常使いにも適しています。
しかしながら、そのデザインは、上質さや先進性を重視したものが中心で、SUVのような力強さやアウトドアテイストを取り入れたモデルは少なく、「もう少し遊び心があってもいいのでは」と感じる人もいるでしょう。
【画像】超カッコイイ! これがトヨタの「斬新“3列シートミニバン”SUV」です!(42枚)
そんな発想を形にしたのが、2023年の「ジャパンモビリティショー(JMS)」でトヨタ車体が公開した「X-VAN GEAR CONCEPT(クロスバン ギア コンセプト、以下クロスバンギア)」でした。
トヨタ車体はトヨタの完全子会社で、商用バン「ハイエース」をはじめ、ミニバンの「アルファード/ヴェルファイア」、そしてノア/ヴォクシーなどの生産に加え、各モデルの開発についても深く携わっているメーカーです。
そんな同社が提案するコンセプトカーだけに、細部までかなり現実味のある仕上がりとなっており、注目を集めました。
近年はトヨタ「ランドクルーザー250」や「ランドクルーザーFJ」、スズキ「ジムニーノマド」など、本格的なオフロード性能を備えたモデルが相次いで市場へ投入されています。
また、本格クロカンほどではないものの、ホンダ「N-BOX JOY」やスズキ「スペーシアギア」、三菱「デリカミニ」など、アウトドアテイストを取り入れた軽自動車も人気です。
こうした流れを考えると、クルマにSUVがもつアクティブな雰囲気を求めるユーザーは少なくないように感じられます。
ミニバン×SUVといえば、三菱「デリカD:5」という唯一無二の存在があります。
本格4WDシステムによる高い悪路走破性を備えたオフロードミニバンとして、アウトドア派から絶大な支持を集めていますが、「SUVらしいデザインは欲しいけれど、一般的なミドルクラスミニバンの気軽さも捨てがたい」という人は少なくないでしょう。
普段は街乗りや家族でのレジャーが中心という使い方なら、求められるのはミニバンならではの使い勝手をそのままに、デザインにSUVテイストを取り入れることではないでしょうか。
2023年のJMSでトヨタ車体が公開したクロスバンギアは、まさにそんなニーズに応える提案でした。
ボディサイズは、全長4695mm×全幅1820mm×全高1855mmと、ノア/ヴォクシーと全長が同じで、全幅は約90mm広く、全高は約40mm低い設定。
一方で、乗車定員6名の3列シートを備えるなど、全体のパッケージはミニバンそのもの。ミニバンとSUV両方の魅力を取り入れたデザインとなっていました。
展示車両のクロスバンギアのほかにも、会場には展示されなかったモデルバリエーションとして、くつろぎを重視した「クロスバン コア」、3列目シートを取り外して荷室を拡大できる「クロスバン ツール」が提案されており、こうしたところにもまた現実的な市販化に向けた裏付けがなされているように感じられます。
クロスバンギアのエクステリアは、垂直に近いフロントガラスや水平基調のボンネット、また張り出したフェンダーや樹脂調バンパー、細身のヘッドライト、大径タイヤなどにより、本格SUVのような存在感を演出しています。
一方で、Bピラーレス構造による大開口ドアや天井いっぱいに広がる3枚の大型ガラスルーフ、助手席回転機構、2列目シートをテーブル代わりに使えるシートアレンジなど、ミニバンらしい使い勝手もしっかり考えられていました。
そんなクロスバンギアが目指したのは、本格SUVではなく、「毎日使えるアウトドアミニバン」です。
力強いデザインと広い室内空間を両立し、キャンプや釣り、自転車などのレジャーはもちろん、平日は家族の送迎にも使える。そんなライフスタイルを提案していました。
ミニバンが堅調な人気を誇るいまこそ、クロスバンギアが提案した「毎日使えるアウトドアミニバン」は、より魅力的な存在に映ります。
現在のトヨタは「ランドクルーザー」シリーズをはじめSUVのラインアップが充実しています。ぜひミニバンにもSUVらしい雰囲気を取り入れたモデルを投入してほしいものです。
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現在市販化されているミドルクラスミニバンは、実用性という点ではすでに高い完成度を誇ります。しかし、便利さだけでなく、所有する楽しさや遊び心を感じられるモデルがあってもいいはずです。
クロスバンギアは、そんな新たな選択肢を示したコンセプトカーでした。ぜひとも市販化を期待したいモデルです。

