8回、岩本大輝が勝ち越しとなる適時打を放ち、喜ぶ福山ナイン(撮影・北村雅宏)

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 「高校野球広島大会・準決勝、福山4−3呉」(26日、マツダスタジアム)

 福山は1−3の八回に3点を奪い呉に逆転勝利。1975(昭和50)年の創部以来、初めて決勝の舞台に上がる。

 歓喜の輪ができた。福山が終盤の逆転劇で、創部以来初めての決勝進出を決めた。小田浩監督(62)は「一戦ごとに強くなっている」と、ユニホームを泥だらけにしながら喜ぶナインに目を細め、ほほ笑んだ。

 1−3の八回に集中打で試合をひっくり返した。無死一、三塁で主将・渡辺雄介内野手(3年)が打席に立つ。バントが2球ファウルとなった直後、小田監督は決心した。「2ストライクになったので踏ん切りがついた」。強攻策が左前適時打となり、この回の3点をもたらした。

 小田監督が就任したのは4月。約4カ月で選手の成長曲線はグングン伸びた。「県の上位に行って、しっかりと戦える。そういうことを意識してやってきた。選手がうまくついてきてくれた」。広島商との決勝戦。自分たちの力を信じてグラウンドに立つだけだ。