覚書で合意も…アメリカとイランが再び応酬激化 ホルムズ海峡の主導権めぐり、覚書の内容を双方が異なる解釈

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アメリカ軍は12日、イラン国内の数十の標的に追加攻撃したと発表しました。

これに対し、イランも報復攻撃を行い、再び緊張が高まっています。

FNNイスタンブール支局から、加藤崇支局長が中継でお伝えします。

ホルムズ海峡をめぐり、両者は激しく対立しています。
アメリカ中央軍は12日、イラン国内の数十の標的に追加攻撃を行ったと発表しました。

アメリカ軍による攻撃はこの1週間で4回目です。

アメリカ側は「ホルムズ海峡イランの支配下にはない」として航行の自由を維持していると強調しています。

一方、イランの革命防衛隊は報復としてクウェートヨルダンなどにあるアメリカ軍基地を攻撃しました。

また、イランホルムズ海峡を再び封鎖したと宣言するなど、緊張が高まっています。

――覚書で合意したはずなのに、なぜ攻撃が続いているのでしょうか?

それは、覚書の内容があえてあいまいにされているからです。
双方が異なる解釈をしていることが原因で、イランは「ホルムズ海峡の管理権が認められた」と主張し、船舶が通る際にはイランの許可を得て、イランに近い航路を使うよう求めています。

一方、アメリカは「海峡の完全な解放が約束された」と主張し、イラン側ではなくオマーン寄りの航路を新たに設定し、全ての船舶が自由に通れるとしています。

しかしイランはこれを認めず、オマーン寄りの航路を通る船舶を攻撃し、アメリカは、この攻撃への報復としてイランを攻撃しています。

双方ともにホルムズ海峡の主導権を譲るつもりはなく、報復の応酬が収まる道筋は見えていません。