治安戦略アナリストの小比類巻文隆氏が自身のYouTubeチャンネルで「【元警視庁刑事が解説】アジア最大級「プリンス・グループ」最高幹部再逮捕の意味」と題した動画を公開した。動画では、アジア最大級の国際犯罪組織「プリンス・グループ」の最高幹部らが日本で再逮捕された事件を背景に、外国人犯罪組織が日本に潜伏する現状と、今後の治安対策について警鐘を鳴らしている。

小比類巻氏はまず、プリンス・グループの最高幹部ら3人が逮捕された事件について言及。当初の逮捕容疑が、実際には居住していない住所を登録したという微罪であったことに対し、「警察がガチでこの人たちを取り締まりにかかっている」と、小さな容疑も見逃さない警察の強い意志を示すものだと解説した。

さらに、今回の再逮捕について、キプロス国籍のフー・シー容疑者らが「高度専門職」という在留資格を取得し、「日本での永住を計画していた」と説明。「外国は身の危険を感じるなどとして、日本の永住権取得を計画していた」とその恐るべき動機を明かした。続けて、日本の暴力団とは異なり、海外の犯罪組織は「看板を掲げるわけではない」ため、「秘密組織のような要素を呈しており、なかなか表に出づらい」と指摘。中国やロシア、中東、アフリカなど、多様な国籍の犯罪組織がすでに日本に深く入り込んでいる現状を語った。

最後に小比類巻氏は、日本の良好な治安について「善良な国民のお気持ちで維持されてきた」と分析。多文化が共生するこれからの社会において、治安維持に「どう対応していけばいいのか、これから考えていかなければいけない」と視聴者に呼びかけ、動画を締めくくった。

チャンネル情報

元警視庁刑事・国際捜査官。1993~2023年警視庁。爆弾処理班配属後、警視庁中国語通訳を経て国際捜査官に。以降、国内外の銃器・薬物犯罪の情報収集、秘匿捜査に従事する。ほか殺人、強盗、誘拐事件などあらゆる捜査に参加。退官後、30年に及ぶ警察人生の知見を世の中へ貢献すべく治安戦略アナリストとして活動中。