阪神・下村海翔 同級生のAぇ!group佐野晶哉が選んだ打席登場曲を力に快投「Again」
快投「Again」で次こそ初勝利!阪神・下村海翔投手(24)が、旧友との絆を明かした。「Aぇ!group」のメンバーである佐野晶哉とは、小学校時代の同級生。打席登場曲に選んだ同グループの「Again」は、実は佐野が推薦してくれたものだった。初登板となった2日の中日戦では5回2失点で勝敗はつかなかったが、初勝利へ向けて、もう一度快投を披露する。この日の広島戦(甲子園)は降雨中止となり、巨人と並んで首位浮上した。
下村は、小学校時代からの旧友との絆を胸にプロ初登板を迎えていた。2日の中日戦。打席が回った右腕は、「Aぇ!group」の楽曲「Again」に乗って打席に入った。実は、同グループのメンバーである佐野晶哉と小学校の同級生で、今でも親交が続いているという。
「今でもよく連絡を取っていて。登場曲で佐野のグループの曲を使いたかったので、“どれがいいかな”って本人に聞いたんです」
佐野が選んだのが「Again」だった。下村が理由を聞くと、こう返ってきたという。「長いリハビリを過ごした自分の境遇と歌詞が合っていると。Aぇ!groupにとって再スタートの意味がこもった曲で、2人ともに合う曲だと教えてくれて」。実際に聞いてみると、つらいリハビリ期間を経て、ここからスタートを切る右腕を後押しするかのような一曲だった。すぐ、登場曲にすることを決めた。
「せっかくなら、佐野が歌っているところからがいいなと思ったので」
打席登場曲は、選手が流したい部分を選ぶことができる。下村は、佐野のソロパートであるサビ前の「最高だろ」というフレーズから流すことにした。登板日には「甲子園で歌がかかるから、聞いといてな」と連絡。佐野はリアルタイムでチェックしてくれており、「ありがとう」と返信が来ていた。
「小学校の時からすごくポジティブで。今は遠い存在になっちゃいましたけど、そういうところは変わらず。一緒に頑張ろうぜっていつも言ってくれて。僕も置いて行かれないように、頑張りたいです」
プロ野球選手と人気アイドル。職業こそ違うが、互いの活躍はタイムリーに目にしやすい。リハビリ期間中、佐野が出ている番組を目にすると自然と刺激になっていた。
プロ初登板初先発は5回2失点で、勝ち負けはつかなかった。苦しかったリハビリを、旧友の力も借りながら乗り越えた右腕。次回も快投を「Again」し、今度こそプロ初勝利を手にする。(松本 航亮)
▽下村のプロ初登板 2日の中日戦(甲子園)でプロ初登板初先発。初回を3者凡退の立ち上がりから4回まで無失点の力投。2―0の5回に鵜飼と岡林の適時打で追いつかれ、なおも1死満塁のピンチを迎えるも、3番村松を空振り三振、4番細川を右飛に仕留めて勝ち越しを許さず、5回を6安打2失点。プロ初勝利はお預けとなったが、堂々の内容でデビューを果たした。
◇佐野 晶哉(さの・まさや)2002年(平14)3月13日生まれ、兵庫県出身の24歳。16年8月2日に事務所に入所。愛称は「まさや」。グループでの担当楽器はドラム。メンバーカラーは緑。1メートル79、血液型B。

