伊藤匠二冠が72手目を封じる 挑戦者ペースで2日目へ!藤井聡太王位との注目の開幕戦は早くも終盤戦に突入/将棋・王位戦第1局

将棋の藤井聡太王位(竜王、名人、棋聖、棋王、王将、23)に伊藤匠二冠(叡王、王座、23)が挑戦する伊藤園お〜いお茶杯第67期王位戦七番勝負第1局が7月4日、静岡県浜松市の「浜松八幡宮楠倶楽部」で1日目の対局が行われ、挑戦者の伊藤二冠が72手目を封じて指し掛けとした。注目の浜松対局は、あす5日午前9時に再開される。
昼食休憩以降の盤上は、互いの深い研究と構想がぶつかり合う息もつかせぬ展開となった。藤井王位は、伊藤二冠からの厳しい反撃が見込まれる局面であるにもかかわらず、ひるむことなく攻勢に出る。どのような構想を描いているのかに大きな注目が集まる中、藤井王位は歩みを止めることなくそのまま猛攻を継続した。
とりわけ解説陣を驚かせたのは、自身が穴熊に囲っている状況下での踏み込みだ。端の突き捨てがそのまま自身の玉頭に迫ってくるという大きなリスクがあるにもかかわらず、強く攻め込むことを選択。この王者の強気すぎる決断には、中継の解説陣も困惑を隠せない様子だった。
この踏み込みに対し、挑戦者の伊藤二冠も的確に対応し、早速鋭い反撃を開始。この結果、、ABEMAの「SHOGI AI」の評価値は挑戦者の伊藤二冠側に傾きを見せ始めた。難解な戦いの中で主導権を握る形となった伊藤二冠の正確な指し回しと、やや苦しい長考に沈むことになった藤井王位の今後の対応に大注目が集まっている。
午後6時、立会人の森内俊之九段(55)が封じ手の定刻となったことを告げると、手番の伊藤二冠は足をあぐらに組み直して考慮する姿勢を見せる。たっぷり考えられる局面とあり、約26分後に封じる意思を示し、72手目を封じて1日目を終えた。封じ手の考慮時間は52分。
藤井王位の7連覇か、伊藤二冠が3つ目となる王位のタイトルを奪取するのか。若きタイトルホルダー同士の意地とプライドが激突する真夏の頂上決戦第1局。すでに最終盤に突入している2日目に白星を掴むのはどちらか。今後の展開から目が離せない。
【封じ手時点での残り持ち時間】
藤井聡太王位 3時間37分(消費4時間23分)
伊藤匠二冠 4時間41分(消費3時間19分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)
