JFAの宮本恒靖会長

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 北中米W杯で決勝トーナメント(T)1回戦(32強)で敗退したサッカー日本代表が2日帰国し、都内で森保一監督、日本協会の宮本恒靖会長、山本昌邦技術委員長が会見した。宮本会長は「日本の力を発揮してくれたと思っている。オランダやブラジルを上回る個の質の高い選手がいた。ガチンコ勝負の中で得られたものもあった」と総括した。

 22年カタール大会以降、森保監督は世界一を目標に今大会前の活動を行ってきた。親善試合ではブラジル、イングランドなど強豪を破るなど着実に強化し、過去最強と言われたが、万事順調とは行かなかった。昨年末には左シャドーの主力だった南野拓実が左膝前十字靱帯(じんたい)断裂の大けがを負うと、メンバー発表直前には絶対的主力の三笘薫も左太もも裏を負傷。5月15日のメンバー発表で2人を選外とする苦渋の決断をした。

 メンバー発表後もトラブルが続いた。事前キャンプ地のメキシコ・モンテレイでは悪天候によるコンディションの悪化で練習場を転々。さらに、初戦のオランダ戦の3日前には、左足甲負傷の回復が思わしくない主将のMF遠藤航がチームから離脱。突然の出来事にチーム内で動揺が走ったが、新主将のDF板倉滉の提案により選手ミーティングを実施する“ダラスの夜”で結束。1次L初戦のオランダ戦では久保建英も左膝を負傷したが、サポートメンバーで入った前主将の吉田麻也、南野の献身的なサポートもあり、再びチームはまとまった。

 1次Lは1勝2分で2位通過。決勝T1回戦ではブラジルと激突した。佐野海舟のゴールで先制したが、後半は防戦一方の状態となり、最後は残り1分のところで決勝点を献上。逆転負けで北中米の地を去った。帰国後は羽田空港に700人、成田空港に650人のファンが集結し、ねぎらいの言葉が送られた。