同点にされ降板する大勢(カメラ・小林 泰斗)

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◆JERAセ・リーグ 巨人3―4ヤクルト(30日・弘前)

 8回に登板した大勢が1死しか奪えず、同点に追いつかれた。失点は3試合連続だった。田中瑛に途中で代える手もあったが、2点のリードがあり、「ここは預けてみよう」という親心は裏目に出た。

 状態的に見ても、球速こそ出ているが、置きに行くボールがたくさんある。このような投球が続くと、チームの流れや雰囲気も悪くなる。それでは大勢に8回を託す意味がない。マウンドに立つ以上は、自信が回復しないと、8回と9回を担う投手は絶対に務まらない。さすがに大勢も自信を失っているように見える。

 今季、巨人の投手陣の強みは8回と9回の盤石さにあった。ここが崩れたということは、今後の雲行きが怪しいと感じてしまう。

 それなら一度、ファームに落としてリフレッシュさせるのも一つの手だ。本来の形に戻るまで、環境を変えてしっかり汗をかき、心身を整える。首脳陣はどうしても、形にはめたいもの。1軍のベンチにいればはめてしまうが、いなければ、はめようがない。そういう形を取った方が、余計なストレスがなくなる。

 8回は田中瑛、9回はマルティネスの方が、ベンチも悩まなくて済むのではないだろうか。(スポーツ報知評論家・高木 豊)