鹿児島県警察本部

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 鹿児島県霧島市隼人町の温泉施設で、熊本県八代市の保育園児(5)が21日に行方不明になって、1週間以上が経過した。

 鹿児島県警などは近くを流れる天降川(あもりがわ)に転落した可能性があるとみて捜索を続けるが、難航している。有力な手がかりが見つからない中、両親は連日、施設付近で我が子を捜し続けている。

 「目を離した間にいなくなった。もっと注意深く見ていればよかった」。温泉施設近くで母親が27日に取材に応じ、後悔を口にした。

 母親によると、園児は21日午後、両親と2歳の弟の4人で施設の貸し切り風呂に入浴。家族が脱衣所に移動しても「もう少し入りたい」と1人で浴室に残った。着替えを終えた父親が浴室の扉を開けようとすると、中から鍵がかかっていた。硬貨を使って解錠したが、園児の姿は浴室になく、窓が開いていたという。

 温泉施設などによると、浴室の窓は浴槽とほぼ同じ高さにあり、窓の下から地面までの高さは約1・5メートルだった。そばには足場になるような室外機があった。

 園児は、水に潜ったり、裸足で外を歩いたりすることが好きだといい、母親は川に落ちた可能性があると考え、施設職員に110番を依頼した。父親は100メートル以上離れた下流の橋まで泳いで捜した。

 両親はこの日以来、毎日自宅から施設付近に足を運び、川沿いを捜すなどしている。母親は「下の子が『なんでいないの』と言って、不安がっている。早く見つかってほしい」と疲れ切った様子で、言葉を詰まらせた。

 県警や消防は通報後から延べ約680人で、ヘリコプターやドローンなども使って捜すが、大雨で中止を余儀なくされることもあり、難航。29日も55人態勢で捜索したが発見できていない。情報提供は、県警霧島署(0995・47・2110)へ。