国立合唱団を「中国台湾合唱団」と表記 政府抗議 マカオで開催の世界シンポジウム
会見での説明によると、今年3月7日と4月6日に主催者が公開したPR動画などにはいずれも「National Taiwan Hakka Children's Choir, Taiwan」(国立客家児童合唱団、台湾)と表記されていた。だが同21日、国表記を「台湾」から「チャイニーズタイペイ」に変えると主催者から一方的に通知があった。
客家委などは「わが国の尊厳を守り、矮小化させない」ことを前提に、子どもたちの出演の権益を守るために主催者とやりとりを続けたものの、5月には公式サイトに「チャイニーズタイペイ」と表記されているのを発見。団名を一方的に変えるのは越えてはならない一線だと主催者に伝えたが、6月22日には団名「中国台湾〜」の表記に変更された。
また、IFCMの理事から台湾側に対し「台湾が不公平な扱いを受けるべきではない」とする連絡もあった。一方でシンポジウムはマカオ政府の補助を受けており、表記の変更も政府の指示によるものであるため、従わなければ開催できないとも伝えられたという。
客家委の古秀妃(こしゅうひ)主任委員(大臣)は、人に人格があるように国にも「国格」があり、踏みにじられることは許されないとし、中国共産党を厳重に批判すると強調した。
また、主催者に対する圧力は理解できるものの「国立客家児童合唱団」という名称は団のアイデンティティーや自主権を表すものであり、主催者が変更できるものではないと言及。主催者に対し、尊重の精神で名称を元に戻すよう呼びかけた。
(張雄風/編集:田中宏樹)
