フォアグラ

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2026年6月21日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、中国のフォアグラ産業の急成長と生産量の激増がフランスの業界に強い危機感を与えていると報じた。

記事は、中国でフォアグラ産業が急速に発展し、この10年で高級食材から大衆市場へと浸透したと紹介。フォアグラをサクランボやバラの形にかたどりソースをかけた冷凍デザートやフォアグラチャーハンのほか、火鍋の具材として生のフォアグラをしゃぶしゃぶにするなど、中国の消費者の習慣に合わせた多くの革新的な製品や独自の食べ方を提案していると伝えた。

また、ここ2年ほどは中国が海外市場の開拓にも積極的に乗り出しており、安価で大量生産される中国製品がフランスの生産者にプレッシャーを与えていると指摘。具体的なデータとして英ロイター通信の報道を引用し、中国東部の中規模養殖場が年間500トンの生産を計画しているのに対し、フランスの一般的な生産者の年産量は約10トンにとどまるとした。

さらに、フランスフォアグラ産業協会(CIFOG)のファビアン・シュヴァリエ会長が、約10年前に2000トン前後だった中国の年産量が現在は1万2000トン近くに達するという統計データに触れ、短期間での大幅な増加と発展スピードを非常に意外で驚くべきことだと評したと伝えている。

記事は、シュヴァリエ会長が消費者の増加自体は業界全体にとって良いことだと述べつつも、中国が予想を上回る早さで新たな競合相手へと成長したことに対し、フランスの業界が数年前から予見していた以上のスピード感に懸念を抱いていると明かしたことを紹介した。(編集・翻訳/川尻)