「ロリコンであることは間違いない」障害児に次々と性加害を加えた元職員、底知れない“被害の全貌”

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4000点以上の女児の写真や動画が

「(間違っているところは)まったくありません」

障害のある5歳の女児を自宅に連れ込み、わいせつな行為に及んだ男。法廷では180cmはありそうな長身とは裏腹に、聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で罪を認めた。

「’26年4月11日、警視庁少年育成課と八王子署は障害児支援施設で児童の送迎を担当していた元職員・後藤隆也被告(46)を不同意わいせつなどの疑いで逮捕しました。後藤被告は’24年、施設に通う女子児童Aさん(当時5歳)を自宅アパートに連れ込んでわいせつな行為をしたうえ、その様子を撮影した疑いです。

後藤被告は、取り調べで『なんでこうなったのかわからない』と容疑を否認する一方で、『保育園児・幼稚園児・小学生まで性の対象で、自分はロリコンであることは間違いない』と話したといいます」(全国紙社会部記者)

’25年11月、警視庁に「後藤隆也という人間が児童ポルノを所有しているのではないか」との情報提供があったことから事件が発覚。4月11日の逮捕後、警視庁が家宅捜索を行ったところ、後藤被告の自宅や車などから児童ポルノを保存したスマホやDVDなどが押収された。そこには、複数の女児のわいせつな動画や写真が4000点以上も保存されていたという。押収品が解析されたことで、その後の再逮捕につながった。前出の記者が続ける。

「5月14日、警視庁は後藤被告を不同意わいせつなどの罪で再逮捕しました。’24年に障害児支援施設に通所していた当時6歳の女児を自宅アパートや商業施設のトイレに5回にわたって連れ込み、わいせつな行為をしてスマホで撮影した疑いです。後藤被告は『記憶にない』と否認しています。

その後、6月2日に当時9歳の女児への不同意性交等などの疑いで3回目の逮捕。’24年に障害児支援施設を利用していた女児を商業施設の多目的トイレなどに連れ込み、5回にわたってわいせつな行為をして、スマホで撮影した疑いが持たれています。いずれも送迎中の犯行でしたが、この件では後藤被告は黙秘していたということです」

“同好の士”と画像を交換

6月11日、東京地裁立川支部で後藤被告の初公判が開かれた。

検察官が読み上げた起訴状や冒頭陳述などから明らかになったのは、言葉でのコミュニケーションが困難なAさんの弱みにつけ込み、自身の欲望を満たそうとしたあまりに卑劣な犯行だった。

’24年2月、後藤被告は自宅アパートに連れ込んだAさんの下半身を触り、その様子をスマホで動画撮影して動画データ4点をスマホに保存。検察官は同じ性的嗜好を持つ人間との関係を指摘した。

「(後藤被告は)障害者支援施設に通所する児童を当時の被告人方に連れ込み、わいせつな行為をすることを繰り返していたほか、第三者との間で、児童の性的な画像を送信しあうなどしていました」

初公判での審理はAさんに対する不同意わいせつと性的姿態等撮影、児童ポルノ禁止法違反の3つの罪について行われた。逮捕後は「何で家に連れて帰ったのかがわからない」と否認していた後藤被告だが、証言台に立つと、小さくうなずきながら冒頭のように罪を認めたのだった。

公判では、検察官によってAさんの保護者の供述調書が読み上げられた。その内容は後藤被告に対する激しい怒りを感じさせるものだった。

16日に4回目の逮捕

「私たち夫婦は今回のことを娘には確認していませんし、話すつもりもありません。確認したとしても答えが返ってくることはないと思います。ただ私たち夫婦の大切な一人娘に対して、このようなことをした犯人を許すことはできません。厳罰を与えていただければと思います」

後藤被告は’16年に保育士試験に合格し、保育士として勤務。幼稚園教諭一種免許状も所持している。事件当時は障害児支援施設の職員として児童の送迎を担当していたが、すでにその施設は閉所。逮捕時は別の施設に勤務していた。その施設は今年の5月1日付で解雇されている。

警察の取り調べのなかで、自身を「ロリコンであることは間違いない」と認めたという後藤被告。大学に通って保育士や幼稚園教諭の免許状を取得していたが、勉強をするなかで自身の性的嗜好には気づかなかったのだろうか。それとも、性的嗜好ゆえに目指したのか。

6月16日、後藤被告は不同意性交等などの疑いでまたしても逮捕された。これで4回目だ。’24年2月、やはり送迎中に施設に通う当時9歳の女児をショッピングモールのトイレに連れ込み、性的暴行を加えてその様子を撮影した疑いである。

この件に関しても黙秘しているという後藤被告。いったいどれくらいの余罪があるのか、全貌が明らかになるにはまだまだ時間がかかりそうだ。ひとつ確かなのは、このケダモノを世に放ってはいけないということ。厳罰が望まれる。

取材・文・写真:中平良