脳科学者の茂木健一郎が「天真爛漫なウェルビーイングを支える「生きがい」」を公開した。動画では、現代人が陥りがちな「健康マニア」の罠を指摘し、健康寿命を延ばすための「最高の良薬」としての生きがいの重要性について解説している。

茂木氏はまず、4万人以上を対象とした科学的な研究結果を引き合いに出し、生きがいを持っている人は健康寿命が長いと定義づけた。「生きがいがベストメディスン(最高の良薬)」であると語り、現代の「ウェルビーイング」に対する関心の高さに言及する。

睡眠、運動、食生活、腸内細菌のバランスなど、健康になるための要素は多岐にわたる。しかし、茂木氏はこれらすべてのチェックボックスを完璧に満たそうとするあまり、かえってストレスを抱えてしまう「健康マニア(ヘルスフリーク)」の存在を指摘した。健康を追求するルールに縛られると柔軟性が失われ、結果的にウェルビーイングから遠ざかってしまうと説く。

食事についても、禅の「托鉢」の思想を引き合いに出し、その場にあるものを美味しくいただき、感謝する心のあり方が大切だと述べた。完璧なルールを自分に課すのではなく、多様性と柔軟性を持つことが重要だという。

結論として茂木氏は、細かな健康法を管理するのではなく、「生きがいを持つ」という一つの包括的な項目を大切にするべきだと語った。生きがいがあれば、自然と外へ散歩に出かけ、食事が美味しくなり、人との対話が生まれる。子ども時代のような「天真爛漫」な状態こそが、最も健康でバランスの取れた生き方であることを読者に提示している。

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