電柱が折れ車は水没 「台風6号」県内の爪痕【徳島】
2日から3日未明にかけ県内を通り過ぎた台風6号。
雨と風の影響で県内にも様々な爪痕を残していきました。
2日からの動きを振り返ります。
(記者)
「午後8時の美波町です。横殴りの雨と風が強さを増してきました。まっすぐ立っていられないほどの強さです」
3日未明、徳島県に最接近した台風6号。
その雨雲は夜遅くから未明にかけて県内に多くの雨を降らせました。
3日午前1時21分には県南部に「線状降水帯」が発生。
美波町や上勝町、海陽町で1時間に40ミリを超える激しい雨が降り、県内3つの観測地点で6月の観測史上最大の24時間雨量を記録しました。
また、阿南市や那賀町、牟岐町、海陽町にレベル4土砂災害危険警報が。
5月に新しい防災気象情報がスタートしてから、全国初の発表となりました。
この雨で勝浦川にレベル4氾濫危険警報が発表されるなど、県内の多くの河川で危険な増水となりました。
(記者)
「徳島市一宮町に来ています。道路は冠水して畑には車が水没しています」
増水の影響で3日未明、徳島市一宮町では、大雨で冠水した道路に車が転落し水没しました。
運転していた40代の女性は自力で脱出して無事でした。
一夜明け、県内はいたるところで道路や田畑などが冠水していました。
小松島市田野町では、用水路の水が道路に浸水し、車が水しぶきを上げて走っていました。
こちら徳島市上八万町でも、道路と用水路と田んぼと畑の境目が分からないほどの増水となりました。
県が発表した被害状況によりますと、農林水産関係の被害は今のところ報告はないということです。
(記者)
「眉山山頂にあるこちらの電柱ですが、ご覧ください。台風の影響で根元から折れ、傾いてしまっています」
高さ約12メートル、直径約60センチの電柱は、眉山山頂の施設や民家に電気を供給するため設置されています。
今のところ停電などの被害はありませんが、管理する公社は応急処置をし、後日改めて工事を行うとしています。
(徳島市公園緑地課管理公社・岡部和雄さん)
「電柱が倒れるとは思っていなかったので、かなりびっくりしています」
また徳島中央公園では3日朝、大きな木が根元から倒れ公園内の道路をふさいでいました。
徳島市公園緑地課によりますと、道路上の撤収作業は終わり、現在は通れるようになっているということです。
美波町の南阿波サンラインから海岸や宿泊施設に向かう町道沿いの斜面が崩落。
土砂は道をふさぎ、宿泊施設を運営する家族が現在、孤立状態となっています。
県の被害状況では他にも阿南市の13世帯25人那賀町の1世帯2人が土砂崩れなどで孤立していましたが、今は解消しているということです。
(南阿波さんラインモビレージ・松井克弥さん)
「きのうの夜の9時ぐらいにドドドドって音がした。トラックでも来たのかと思ったが、まさかこんなになっているとはビックリしました」
「車がなければ生活できないので、ちょっと困ってます」
県内では人的被害は今のところ報告されていないものの、台風シーズンはまだ始まったばかり。
日ごろの備えをもう一度見直したいですね。
